出版社内容情報
汽車の大好きな男の子みたいな女の子。捨て犬のぺいと見た、ふゆの夜空の美しい贈り物とは? 赤い空や黒い雪は作者のあふれる想いそのまま。小型改訂版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
子どものころ、あった。大人には本当に気づけない小さな小さな、けれども自分にとっては真剣な怒り。笑われてきずついたこと。愛犬だけ連れて、真っ暗になるまで家に帰らなかったあの日。あの時の夜の空気が鼻をかすめた気がする。そういう時間を持った人には共感できる一冊だと思います。2021/01/08
ヒラP@ehon.gohon
16
先日亡くなった宮城まり子さんが絵本を描いていました。愛情に包まれた作品です。宮城まり子さんに見えた幻の汽車は、ねむの木学園に寄せる思いと繋がるところがあるのでしょう。心象的な風景の所々に教会があるのが印象的です。2020/04/19
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