出版社内容情報
春が来ると雪はどこへ行くの?子リスの兄弟が雪どけ水を追って行くと…。早春の森の空気があふれ出て読者を春の喜びで包む。色をおさえた美しい絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
62
昨夜すこ~し雪が降りました。なので空気は冷たくてもピカピカの朝です。家の周りの木蓮や桜や紫陽花の冬芽も一斉に春に向けて目を覚まし始めました。気の早い木蓮は寒風から花を護っていた滑らかな殻を今にも脱ぎそう。桜はムムムと膨らんで、紫陽花はまだ様子見の構え。雪が溶けだし水が流れ出し鳥が歌い出し、そして鴨たちは北へと旅立ちます。そんな春の「ようこそ」と「またね」を元気な子リスのぱろとぴことぽろが身体いっぱいに楽しむ早春の絵本のロングセラー♪実読は家にある1985年「こどものせかい」3月号のペーパーバック版です。2025/03/09
花ママ
57
古本市の絵本屋さんで購入しました。雪がとけて春の足音が聞こえる季節を迎えたある日、リスの3兄妹が雪はどこへいくんだろうと雪どけ水を追いかけて行きます。いわむらさんらしい淡い色づかいの絵で描かれたリスの兄妹が、とてもかわいらしく春の季節に小さい子に読み聞かせるのにぴったりだと思いました。2024/03/10
たーちゃん
30
雪は空に帰るという、こりすのお父さんの言葉を確かめるべく冒険に出掛けます。春を感じられる絵本でこの季節にぴったりでした。2021/04/01
ケ・セラ・セラ
19
お馴染みのいわむらかずおさんの絵本。こちらはリスの三兄弟が主役。白い雲、雪解け水。「はるがくると、ゆきはそらへかえる」と、お父さんは言ったけど、確かに巡りめぐって雪解け水は空へかえっていく。大冒険はちょっとハラハラでした。2024/04/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
3びきの子りすの冒険。春近くなった朝、冬の間降っていた雪はどこへいくのだろう?という問いに「ゆきは そらへ かえるのさ」というお父さん。確かめるためにぽろ・ぱろ・ぴこは森の中を進みます…。2020/06/18