出版社内容情報
雪の日生まれのちいちゃんが、お誕生日にほしかったのは…。しあわせって、ささやかな願いが叶うことなのね-作者のやさしい声がきこえそう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
62
私の生まれた日は電柱が倒れるくらい大雪だったと、誕生日のたびに親から言われている❄️もうすぐ5さいになるちいちゃんの繊細な幼心。嬉しさも失敗も岩崎ちひろさんの柔らかな絵を通して温かな眼差しが伝わってくる。ちいちゃんの願いごと叶って良かったね。雪降る素敵な誕生日。2025/02/07
かおりんご
28
再読。いわさきちひろの展覧会で手に取る。この色彩がなんとも言えない。いいなぁ。白に赤が映える❗2018/08/14
らん
24
誕生日は特別。誕生日が楽しく素敵な一日であればとっても嬉しく幸せな気持ちになりますね。ちいちゃんのおほしさまへのお願いや純粋な心、嬉しそうな表情や気持ちに癒されます。表紙にもなっているちいちゃんが赤い帽子と赤い手袋をして嬉しそうにしている絵にほっこり。子どもの頃は素直すぎて思っている言葉をすぐに口に出してしまうから傷ついたりするけれど、素直さがあるから仲直りも早かったのかもしれないなと思いました。幼い頃の誕生日をお祝いしてもらった記憶と共にローソクのあかりとほわほわした温もりに幸せな気持ちに包まれました。2023/02/25
けんとまん1007
19
ふと、ちひろさんの本は、読みたくなる時がある。読むというおり、手に取るという言い方が正しいのかも。やっぱりいいなあ~と素直に思う。ちいちゃん、そうそう、うちの娘の名前は千尋で、ちいちゃん。小さい頃の娘の様子を思いだした。こんな感じのこともあったんだろうなあ~。誕生日、誰にとっても記念の日だ。そう、千尋が生まれたのも冬。しかし、富山の冬にしては、雪がなかったような記憶がある。2013/10/12
Cinejazz
14
雪の降る日に生れた<ちいちゃん>は、あした五才の誕生日を迎えます。でも、きょうはお友達の誕生日パーティーなので、プレゼントとカードをもって出かけて行きました。バースディケ-キには、4本のロウソクの炎がゆれています。「あたしのときには もう一つ多い」と思いながら「フッ!」<ちいちゃん>は、ロウソクを間違えて消してしまったのです。 わざとやったわけではないけれど、気まずさのあまり、すっかり落ち込んでしまうのでした...。 消されたロウソクの悲しい昔の思い出が甦りました。 わざとか、そうでなかったのか?...2022/03/04