出版社内容情報
事のおこりは、昼寝中のどんくまさんの頭にリンゴがひとつ落ちたこと。あげくのはてに評判の「どんくま印リンゴジャム」が生まれたというお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
25
この絵本は、室井滋さんがラジオ番組で紹介していたもの。柿本幸造さんの絵がとても素敵であたたか~い。秋に真赤なリンゴが枝一杯に実っている感じがよく出ている。そして、蔵冨千鶴子さんの文は、起承転結がハッキリしていて引き込まれる。どんくまさん、最後はみんなに喜んでもらえてよかった。このお二人の作品、まだあるなら読みたい。2019/10/13
anne@灯れ松明の火
20
遠い方で。柿本さん追っかけ中。原画を観たが、本でも読んでみたくて。ちょっとドジなどんくまさん。でも、いつも一生懸命! そういう想いは必ず伝わる。しっかり受け止めるのは、まず子どものような気がするなあ。ジャム屋さんの怒っている感じが絵でうまく表現されている。めでたしめでたしのラスト。どんくまさん印のジャム、食べてみたいなあ~♪ どこかのリンゴ園さんがラベルに採用したら、いいのに^^2015/11/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
小学校3年生の『読書カードを作ろう』の単元で、伝記絵本と物語絵本(秋に絞って)から1冊づつ読めるように選本し、授業時間にブックトークしました。 シリーズの中の3冊紹介。他は口頭で紹介のみ。2020/11/04
ツキノ
11
「どんくまさん なにしてるかな」という問いかけ。木をゆすって落ちたりんご。「いいのかな どんくまさんたら そんなことして」ちょっと道徳風なのか作られた時代ならでは?おまわりさんに「こまるね」と注意され「ご ごめんなさい だって おもしろいんだもん」正直!りんごの木の持ち主は「たすかった たすかった」。りんごじゃむを作って売りに行く。まちで大人気だけれど「おかねもらうのわすれちゃった」どんくまじりしのりんごじゃむ。「じゃむ じゃむ」って終わりが最高!柿本幸造・絵 蔵冨千鶴子・文 1973年発行【15】2025/01/30
ヒラP@ehon.gohon
11
どんくまさんは失敗ばかりですが、誰からも許される、誰からも好かれるキャラクターのようです。 リンゴの実を落としてしまい、作ったジャムを無料で配ってしまい…。 でも、結果はいつも丸く収まってしまいます。 迷惑を被ったジャムやのおじさんからも、逆に謝られてしまいました。 この展開パターンは、落ち込んでいるときに気持ちを落ち着かせてくれるのでしょうか。 なんだか読者をほっとさせてくれる絵本です。2015/11/24