内容説明
生徒指導は、理論をもって生徒に向き合うと型にはまり、経験と勘を優先すると教師の個性が前面に出すぎて窮屈になる。本書は、教師が生徒理解を深めるのに必要なスキルについて経験と理論の両面から取り上げ、新たな形で融合させたものである。生徒指導にかかわるすべての先生方へ勇気が湧いてくる必携の一冊。
目次
1部 生徒指導をみつめ、考える視点(生徒理解に必要な教師の人間力;生徒理解に必要な教師の「センスとテースト」;学級指導・学級経営と生徒理解)
2部 生徒理解を深める教育的行動学の諸理論(生徒指導における生徒理解の考え方;生徒理解のための方法と原理;生徒理解の基礎としての人間観)
3部 教師力を高める学校力の創造(教科経営と生徒指導;道徳教育・道徳の時間と生徒指導;教育の構造改革にみる課題)
著者等紹介
吉澤良保[ヨシザワヨシヤス]
1949年生。東京教育大学大学院修士課程修了後、東京都公立中学校教諭、東京都教育委員会指導主事を経て、2000年4月より東京純心女子大学現代文化学部教授。専門分野は道徳教育及び生徒指導の方法・行動論、教育課程経営論。日本教材学会理事、日本道徳教育学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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