内容説明
生物反応工学は、生化学、微生物学、水域環境科学などの関連分野の知識が必須である学際的学問。本書では、上記3プロセスの独自性を浮彫りにして対比させつつ、化学工学的各手法によって共通点・類似点を抽出しかつ有機的に結合させて生物反応工学として整理・統合を試みた。
目次
生物工学序論
第1部 酵素反応プロセス(特性;均相系酵素反応速度論;固定化酵素の反応速度論;酵素反応用バイオリアクター;微水有機溶媒中の酵素反応;遺伝子に係る反応)
第2部 微生物反応プロセス(特性;微生物反応の量論;微生物反応の速度論;微生物反応用バイオリアクターの操作(回分操作および流加法;連続操作)
物質移動
微生物反応用バイオリアクター
「遺伝子工学と代謝工学」の考え方
動・植物細胞の培養)
著者等紹介
山根恒夫[ヤマネツネオ]
1964年京都大学工学部卒業。1966年京都大学大学院修士課程修了。1966年京都大学工学部助手。1973年工学博士。1979年関西大学工学部助教授。1982年名古屋大学農学部助教授。1990年名古屋大学農学部教授。1997年名古屋大学大学院生命農学研究科教授。現在にいたる
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