考える物質

考える物質

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784782800638
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0010

内容説明

本書では、人間の活動の原動力は「こころ」ではなく、「脳」すなわち「ニューロン」と「シナプス」であるという大胆な理論を『ニューロン人間』で展開し、フランス思想界に衝撃を与えた神経生物学者シャンジューと、フィールズ賞受賞の数学者でプラトン主義者コンヌが、「知能の名にふさわしい人工知能は物質から出発して実現可能か」という問いを中心に、それぞれ専門領域の知識と理論を対決させている。

目次

第1章 数学と脳
第2章 プラトンは唯物論者か?
第3章 オーダーメードの服を着た自然
第4章 ニューロンの数学者
第5章 数学者から見たダーウィン
第6章 考える機械
第7章 倫理問題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshi

1
前半の数学の実在性に関して。コンヌは数学の実在を主張しながら、唯物論の立場を取る。一方で、生物学者のシャンジューは唯物論を支持しながら、非物理的な数学を実在すると考えることは矛盾すると主張する。コンヌが数学の実在を主張するためには、唯物論を主張してはいけないのではないだろうか?数学は公理を決めると論理によって可能性が決定される。この法則性は、時間空間の因果に関する物理法則を超えてしまっていると思う。囲碁のルールを決めるととり得る状態は、過去に物理的に実現したかに関わらず、決定される。論理は物理法則か?2023/10/08

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