内容説明
著者らは、本書を書くにあたって、シェリントンの膨大な数の書簡類、ほとんど知られていない論文やスピーチや詩、彼のギフォード記念講演(1937―1938年)、彼が著したすばらしいジャン・フェルネルの伝記(彼はこれを89歳の時に出版した)等を拠り所にしている。その結果、この本では、シェリントンの哲学の評価が厳密になされ、非の打ちどころがなく尊敬の念をいだかせずにはおかない人物としての人間像が描かれている。
目次
第1章 青年時代
第2章 リヴァプール大学教授
第3章 オックスフォード1914‐1920年
第4章 英国学士院院長時代1920‐1925年
第5章 オックスフォードにおける最後の10年
第7章 シェリントン―神経系の哲人
第8章 本と人物
第9章 詩人シェリントン
第10章 社会奉仕
第11章 最後の哲学的メッセージ