内容説明
本書では、遺伝子レベルでの研究の個別的な記述はあくまで例を示すに止め、それらを理解するための基礎と、その根底を流れている概念を解説するようにしている。副題の「分子から個体へ」の通り、分子レベルから個体のレベルまで全体としてはバランスのとれた解説がなされている一冊である。
目次
1 植物の細胞構造
2 植物の形態形成
3 植物の光合成と物質生産
4 植物の物質代謝
5 植物の成長と植物ホルモン
6 二次代謝
7 植物の環境ストレス応答と耐性機構
8 遺伝子組換えによる環境ストレス耐性植物の作出法
著者等紹介
幸田泰則[コウダヤスノリ]
北海道大学大学院農学研究科博士課程中退(1974)、1974年より北海道大学大学院農学研究科助手、1989年同助教授、2001年同教授。農学博士(専門は作物生理学)
桃木芳枝[モモノキヨシエ]
東京農業大学大学院博士課程修了(1978)、ミシガン州立大学大学院博士研究員、米国航空宇宙局(NASA)Space Biology部門の正研究員をへて、1989年より東京農業大学生物産業学部講師、1993年同助教授、1995年同教授、2002年より同大学大学院生物研究科委員長
三宅博[ミヤケヒロシ]
名古屋大学大学院博士後期課程単位取得退学(1978)、日本学術振興会奨励研究員等をへて、1980年より東京農工大学農学部助手、1988年同助教授、1991年名古屋大学農学部助教授、2000年同大学大学院生命農学研究科教授。農学博士(専門は植物超微形態学)
大門弘幸[ダイモンヒロユキ]
大阪府立大学大学院博士後期課程単位取得退学(1985)、千葉県農業試験場研究員をへて、1991年より大阪府立大学農学部助手、1996年同講師、1997年同大学院農学生命科学研究科助教授。農学博士(専門は作物機能制御学)
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