内容説明
「もの」の性質はどうやって決まっているのだろうか。また、それらが織りなすさまざまな現象はどのような仕組みで、なぜ起こるのだろうか。これらの疑問に対する解答は、「もの」を「化学の目」でとらえることによって得られる。すなわち、化学的な考え方を身につけることにより、身近な生活の中で体験する現象や身のまわりを取り囲む「もの」に対する見方がより深いものになる。本書では、「化学の目」による「もの」の見かた、つまり化学的な概念を学ぶようになっている。
目次
第1章 なぜ化学を学ぶか
第2章 物質とは何か
第3章 物質はどうやって形作られるか
第4章 分子の形はどうして決まるか
第5章 物質はどのように存在しているか
第6章 化学反応はなぜ起こるか
第7章 酸と塩基
第8章 酸化と還元
第9章 生活と化学物質
著者等紹介
大野惇吉[オオノアツヨシ]
1958年京都大学理学部卒。現在京都大学名誉教授。福井工業大学教授。理学博士
安井伸郎[ヤスイシンロウ]
1973年九州大学理学部卒。現在帝塚山大学短期大学部教授。理学博士
牛田智[ウシダサトシ]
1979年京都大学理学部卒。現在武庫川女子大学生活環境学部助教授。理学博士
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