小学館文庫<br> 落語小説集 子別れ

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小学館文庫
落語小説集 子別れ

  • 著者名:山本一力【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2023/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094072747

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内容説明

直木賞作家による、落語「人情小説」集!

●子別れ
腕の良い大工だが呑兵衛の熊五郎。呑み過ぎないよう妻のおとくに釘を刺されていたが、棟梁に前借りした50万円を、遊郭ですべて溶かしてしまった。愛想をつかしたおとくは、一粒種の亀吉を連れて出て行ってしまう。
●景清
腕のいい鏨彫り物師だった定次郎は、目の病を患い、わずか半年で失明してしまった。かつての仕事への未練を捨てられず、目の病に御利益があるという赤坂の圓通寺の日朝さまに、願掛け参りを始める。
●後家殺し
刃物研ぎ宿「研ぎ常」の親方である常吉の強みは、声の良さにある。義太夫の師匠中堀十元に、熱心に稽古をつけてもらっていた。天保三年六月、常吉は運命の女に出会う。
●火事息子
蔵前天王町の大身札差・伊勢屋四郎左衛門は、従弟で質屋を営む伊勢屋藤右衛門の息子・藤三郎を溺愛していた。火消しに憧れる藤三郎のために、四郎左衛門は火の見やぐらを建設し、半鐘番に就けるよう根回しをした。
●柳田格之進
彦根藩納戸役を免職となった柳田格之進は、浅草馬道の碁会所で質屋、万屋源兵衛と対局し意気投合する。対局はその後、万屋の離れにて行われることになり、二人の関係は、八月の十五夜まで盤石だった。

※この作品は単行本版『後家殺し』として配信されていた作品の文庫本版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tulip

34
以前、『落語小説集 芝浜』を読み、第二弾を見かけて手に取りました。江戸の人情噺を5つ、味わいました。『景清』『柳田格之進』にほろりとしました。2025/04/14

ひさか

24
2019年12月小学館刊。2023年7月小学館文庫化。シリーズ2作目。ひこねのりおさんの表紙イラストがカールおじさんのようで楽しい。このイラストに惹かれて、手に取りましたが、単行本で既読でした(笑)。内容の感想は単行本(ISBN10:4093865582)にあります。2023/09/24

ごいんきょ

12
人情噺。生で聴きたいです。2024/03/17

コージー

9
芝浜、に続いてこちらも読んでみた。久しぶりの一力さんの文章に正味で惚れ直しました。たいこもちの七好さんの解説も良かった。2024/09/08

nabe2511

8
このところ寄席にいってないので図書館で借りてきた「読む落語」選。 子別れ、火事息子、横田格之進は寄席での語りを思い出しつつも人物の背景や所作が細やかに表現されているので物語としてグッと厚みが増して読み応えあり。「景清」「後家殺し」は寄席でも聞いたことがない話だったのでぐいぐいと引き込まれながら読了。 2024/06/20

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