小学館文庫<br> 落語小説集 子別れ

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小学館文庫
落語小説集 子別れ

  • 著者名:山本一力【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784094072747

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内容説明

直木賞作家による、落語「人情小説」集!

●子別れ
腕の良い大工だが呑兵衛の熊五郎。呑み過ぎないよう妻のおとくに釘を刺されていたが、棟梁に前借りした50万円を、遊郭ですべて溶かしてしまった。愛想をつかしたおとくは、一粒種の亀吉を連れて出て行ってしまう。
●景清
腕のいい鏨彫り物師だった定次郎は、目の病を患い、わずか半年で失明してしまった。かつての仕事への未練を捨てられず、目の病に御利益があるという赤坂の圓通寺の日朝さまに、願掛け参りを始める。
●後家殺し
刃物研ぎ宿「研ぎ常」の親方である常吉の強みは、声の良さにある。義太夫の師匠中堀十元に、熱心に稽古をつけてもらっていた。天保三年六月、常吉は運命の女に出会う。
●火事息子
蔵前天王町の大身札差・伊勢屋四郎左衛門は、従弟で質屋を営む伊勢屋藤右衛門の息子・藤三郎を溺愛していた。火消しに憧れる藤三郎のために、四郎左衛門は火の見やぐらを建設し、半鐘番に就けるよう根回しをした。
●柳田格之進
彦根藩納戸役を免職となった柳田格之進は、浅草馬道の碁会所で質屋、万屋源兵衛と対局し意気投合する。対局はその後、万屋の離れにて行われることになり、二人の関係は、八月の十五夜まで盤石だった。

※この作品は単行本版『後家殺し』として配信されていた作品の文庫本版です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

19
2019年12月小学館刊。2023年7月小学館文庫化。シリーズ2作目。ひこねのりおさんの表紙イラストがカールおじさんのようで楽しい。このイラストに惹かれて、手に取りましたが、単行本で既読でした(笑)。内容の感想は単行本(ISBN10:4093865582)にあります。2023/09/24

ごいんきょ

12
人情噺。生で聴きたいです。2024/03/17

なんてひだ

3
あんなに楽しい時間だったのに、同じ落語の物語で同じ感じで軽くなって読んでみたが、どうにもこうにも苦手。ゴツゴツした一力さんの好きだと思ったのに、単なる思い込みかな、読むのを中断する。以上2023/10/30

goodchoice

1
落語できくと流れてしまう細かい情景が、書き物だとしっかりと意識に映し出され、一層興味が深まる。2023/08/30

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