目次
能楽師の素顔(武田家のこと;幼少の記憶;子方時代の稽古;小学校時代;中学~大学時代;大学の友人たち;内弟子時代;稽古;皇族の方々;能楽協会理事 ほか)
鼎談 師弟、そして親子
武田志房演能年譜
著者等紹介
武田志房[タケダユキフサ]
能楽師。シテ方観世流職分。昭和17年、故武田太加志長男として東京に生まれる。国学院大学文学部国文科卒。父及び二十五世観世左近に師事。東京芸術大学非常勤講師、(財)観世文庫評議員を歴任。現在、公益社団法人能楽協会参与。(社)観世会顧問。重要無形文化財総合指定保持者。本名・清水志房(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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左近
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観世流能楽師が自らの来し方や能楽界のエピソードを語る。鏡板は老松を描くのが普通なのに、名古屋能楽堂には若松が描かれていたので問題になった、という話は聞いたことがあったけど、出演予定の能楽師が怒ってドタキャンする事態に発展したとは!なるほど、やっぱり譲れない一線みたいなものがあるんでしょうね。その後、どういう過程を辿ったのか、今は老松と若松を交互に出しているそうです、確か。あと、どうでも良いことながら、舞台奥、切戸口辺りの板(名称失念)に竹が描かれていることを、最近になってようやく知りました。2015/01/12