内容説明
先年、わが父と母の記『相馬御風とその妻』を刊行した著者が、長年にわたる史料編纂所、日本女子大学図書館での書物と共にあった日日を「司書半生」に、わが祖父の記を「藤田鳴鶴こぼれ話」にまとめた。日本近代文学館の図書資料の会の仲間として、お手本にしたい姿勢のうかがわれる相馬文子勉強録の一冊である。
目次
1 司書半生(思い出の史料編纂所;史料編纂所で聞いた旧師のこと;終戦・雑誌「ロゴス」のこと;一つの図書館のあゆみ;司書半生;利用者の顔―その後の覚書;図書館員と読書;図書館での選書)
2 資料渉猟―藤田鳴鶴こぼれ話(藤田茂吉プロフィール;鳴鶴の観劇所感;学業勤怠表と三田演説会;森田思軒宛・藤田茂吉書簡;大隈重信宛・藤田茂吉書簡;第1回帝国議会の藤田茂吉;伝記についての雑感)
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- 和書
- 日本史事典 (普及版)