内容説明
ついに顕在化した取次システム崩壊の危機。構造変化の渦中にある出版業界の仕事と最新事情を徹底レポート!
目次
第1章 出版業界最新レポート
第2章 出版業界の組織と業態
第3章 編集という仕事
第4章 販売・流通の現場から
第5章 出版業界はいま
第6章 出版業界の待遇と勤務条件
第7章 出版業界企業データ
著者等紹介
植田康夫[ウエダヤスオ]
1939年広島県生まれ。62年上智大学文学部新聞学科卒業と同時に週刊読書人編集部に勤務、82年より「週刊読書人」編集長を務める。89年同退社後、上智大学文学部新聞学科助教授、92年から2008年3月まで同教授。09年4月に同名誉教授となる。08年4月より、読書人取締役「週刊読書人」編集主幹。2000年から08年4月まで日本出版学会会長。13年6月より読書人代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinya
0
同シリーズとは違って、業界のマイナス面を、読みやすい文章で伝えている。出版業界に興味が無くとも、本を読む人ならば、本がどのようにできるのかを知っておいてよいと思う。2017/02/26
marimo
0
ほぼ全編「編集者」という職種について。本屋・取次会社についても一部触れているが、校正者や印刷会社を目指す人向けではない。「出版社」の華やかさから具体的には想像できなかった実情について概観できる。参考図書がたくさん提示されているのは為になりそう。著者の書きっぷりが好きではなく、終始苛々。途中なぜか出てきたやけに詳細な反原発論に辟易しつつ、これに12ページも割かせた編集者の企画力とは、と思ってしまうなど。2016/05/20