シェルターからコックピットへ 飛び立つスキマの設計学

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784782534007
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0036

内容説明

スキマを生きる“変人”がこれからの日本をつくる!MITメディアラボ所長・伊藤穰一氏とのスペシャル鼎談も収録!あるときはバッタのアーティスト、あるときは「瀬戸芸」のエリアディレクター。また、あるときは博覧強記の美術教師。鬼才・椿昇が贈る、絶望の時代をユカイに生き抜く“変人革命”の書。

目次

第1章 教育はスキマの設計学
第2章 “見えない世界”を見る
第3章 小さき者の戦略
第4章 教養2.0―日本語で「読む・書く・話す」力を育てる
第5章 コーヒーブレイク―日記で綴る、アイデアが湧く七つ道具
第6章 脳内コックピット探訪記―独創性はどこから生まれてくるのか?
第7章 マジカルミステリーツアー―僕のスキマ
第8章 鼎談「変人革命」が世界を救う!?―伊藤穰一(MITメディアラボ所長)×林千晶(ロフトワーク代表取締役)×椿昇

著者等紹介

椿昇[ツバキノボル]
現代美術家。京都造形芸術大学教授、美術工芸学科長。1953年京都市生まれ。現代社会の在り方を根源的に問う作品で世界的に活躍する一方、美術教師として子供の個性を生かす学びの場づくりに30年以上携わる。中高一貫の女子校教師時代は不登校などの生活指導にも手腕を発揮。バスケットボール部顧問として弱小チームをリーグ7部から1部に昇格させる。近年は「考え方を考える」をテーマに中学生向けのワークショップ(金沢21世紀美術館)をはじめ、幼児教育から高等教育まで幅広い年代の教育に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

5
購入した本屋では、ビジネス書のところにあったのだが、騙された。パラパラとめくってアート本かと思ったけど、更に騙された。非常に共感できる内容。ただ、もう変人しか未来を賭けることはできないのか…2015/05/31

Kentaro

1
ダイジェスト版からの要約 全ての始まりの時(例えば幼児教育やプロジェクトのスタート)においては、あえて3Dプリンターやタッチパッドなどの完成品を使わず、ダンボールや粘土を使って「ゆるく」形を生み出すことをオススメする。これを我々は「ラピッド・プロトタイピング」と呼んで、作品の構想を練る時やアイデア出しのミーティングで大切にしているのだ。マーカーの線や付箋やセロテープの痕跡は、下手であればあるほど豊かなスキマを垣間見せてくれる。それらが海辺の真珠小屋のような日本型に姿を変えて、教室やチームに創造性を与える。2018/04/20

きゃま

1
2回目の読破。 前回は響かなかった箇所が、面白く感じたり、発見があったりで、好きな本は何度でも読むべきだとおもえた。2017/05/22

minorisomali

0
時々矛盾も感じつつも、確かに、ふむふむ、なんて納得しつつ、あっという間に読了。図書館にもなかなかなかったし、もうちょっと広まってもいいんじゃないかなぁ。2015/09/23

0
アーティスト・美術教師の椿昇が想像力の源を探る本。人工知能が人間を超え、クリエイティビティが人間への課題となる中、受動の「シェルター」よりも能動の「コックピット」に教育の発想を転換させるのが必要と説く。筆者の教育現場、アート・プロジェクトのエッセイから、聞き慣れないスキマ学に生息する不思議な人々との対談、作品のマネタイズの仕組みまで盛り沢山だが、常にどうすればこの場所を愉しくできるのかと考えている筆者の行動は一貫しており、作品を生みだしやすいリラックスした環境への配慮が随所に見受けられる。環境の適応。2015/08/11

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