内容説明
突然の中止通告から国際的な騒動に発展した韓国人写真家、安世鴻氏のニコンサロン写真展。“世界のニコン”は何を守ろうとしているのか。緊張高まる日韓関係の最前線を緊急報告。
目次
1 ニコンサロンと写真家、安世鴻
2 突然の中止通告の理由
3 地裁の正論、ニコンの暴論
4 厳重“すぎる”警備体制
5 日本社会の縮図、ニコン事件
著者等紹介
新藤健一[シンドウケンイチ]
フォトジャーナリスト。1943年、浅草生まれ。1964年、共同通信社入社。ニュースカメラマンとして帝銀事件・平沢貞通被告の獄中写真、韓国の朴正煕大統領暗殺事件、連合赤軍事件、ダッカでのハイジャック事件などをスクープ。写真部次長、編集委員などを経て、2003年に退職。現在、東京工芸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さとえり
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会期中に会場側が監視カメラ増やしたとか、公判中の主張など、ニコン側のあきれた対応など。主権がなんとかていう右翼団体の人の文章(慰安婦問題は強制があったかどうか一点につきる、みたいな)が載ってて、なんなのこれと思った。2013/01/27
梁英聖
0
ニコンサロンが写真展を突如中止決定した事件についての経緯がコンパクトにまとまっている。 「慰安婦」問題の争点は「強制連行」の有無のみであり、それはなかったとする、論者の論文が一本掲載されているのだが、どんな問題意識で掲載しているのかよくわからなかった。「ネット右翼」の問題意識を掲載したいと考えたのだとしたら、論者をその代表とみるのは難しいだろう。2012/10/03