内容説明
本書は、スポーツ選手の活動全般に東洋医学(伝統中国医学)そのものの考え方、見方、治療法を導入し、スポーツ選手の体調把握、運動能力の向上、コンディショニング、障害の予防および改善をはかる目的のために作られた一冊である。
目次
第1章 鍼灸師、指導者に求められるもの
第2章 スポーツ選手の心と体
第3章 スポーツ選手の心が及ぼす体への影響
第4章 心の内面を読む
第5章 イメージトレーニングの実際例
第6章 スポーツ選手の体調把握と中医学
第7章 舌診により知る選手の心と体
第8章 風邪(感冒)の対策と予防
第9章 スポーツ活動と水分摂取
第10章 スキー傷害の現状と治療
付(冬季スポーツ競技特性とコンディショニング―白馬会場およびSPORTS FARM活動の報告;1人の女性陸上選手がたどった体調の経過と東洋医学的考察;リンクス・オープンカレッジ/「スポーツ鍼灸療法」受講生の治療記録)
著者等紹介
丸山彰貞[マルヤマアキサダ]
1951年長野県生まれ。体育学士・鍼灸学士。1974年日本体育大学卒業。1974~1979年は京都市立西京商業高等学校体育科教諭。1982年明治鍼灸短期大学(現在明治鍼灸大学)卒業。1982年天津中医学院留学。1987年明治教員養成施設卒業。1983~1989年は明治鍼灸大学東洋医学臨床教室助手。退職後、丸山鍼灸治療院・スポーツ東洋医科学研究所開設。現在は、東洋医学をベースとするアスリートの運動能力開発、競技力向上、障害予防を目的とする総合サポートシステムSPORTS FARMを開設するとともに、日本スポーツ東洋療法研究会を主宰する。東京衛生学園専門学校臨床教育専攻科専任講師、長野県立白馬高等学校スキー部トレーナー等を務める
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