内容説明
本書は、明治初期から大正中期にかけて、大日本帝国が東アジアにおける満洲から中国各地に開設した24件にわたる在外領事館建築の形成過程と建築家の活躍、ならびに様式技術を初めて明らかにしたものである。
目次
第1章 草創期の領事館建築(外務省機構の変遷と在外領事館の開設;東アジア拠点の北京公使館 ほか)
第2章 日露戦争後の領事館建築(日露戦争と領事館;領事館建築に奔走した建築家・三橋四郎 ほか)
第3章 第一次世界大戦以降の領事館建築(巨費をかけた建築家ウエンサンのハルビン総領事館;横井謙介の渾身の安東領事館 ほか)
第4章 領事館の建築計画(平面計画と建築の様式技術;様式建築の工事費 ほか)
著者等紹介
田中重光[タナカシゲミツ]
東アジア都市計画・建築史家・工学博士。(株)東急設計コンサルタント勤務。一級建築士。1951年、福岡県柳川市生まれ。1994年、日本大学大学院理工学部理工学研究科博士前期課程修了。1997年、同大学理工学部理工学研究科研究生修了。著書に、『近代・中国の都市と建築―広州・黄埔・上海・南京・武漢・重慶・台北』(相模書房、2005年、同著によって、第23回大平正芳記念賞特別賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 〈図説〉アラビア文字事典