内容説明
子どもたちへ、少女たちへ―晶子が語り始める。明るい笑いに満ちたふくよかな晶子童話の世界。歌人晶子のかげに隠された童話作家としてのもう一つの顔。
目次
晶子童話の世界へ―はしがきとして
第1章 生い立ちと児童観―上品な立派な人間に(与謝野晶子になる少女―随想「私の生ひ立ち」より;晶子の『一偶より』と福沢諭吉の『女大学評論』『新女大学』)
第2章 子どもたちへ―のんびりと清く素直に、濶く大きく楽天的に(おとぎばなしの時代―明治の児童文学;明治の少女雑誌と「少女」像;晶子の童話集『おとぎばなし少年少女』)
第3章 少女たちへ―立派な娘を作る前に立派な人を作れ(童話の時代―大正の児童文学;晶子の少女小説)
文ちゃん 晶子の中の子ども―結びにかえて
著者等紹介
古沢夕起子[フルサワユキコ]
1957年京都市生まれ。1985年同志社大学文学部卒業。2002年梅花女子大学大学院修士課程修了。現在、立命館大学文学部講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 企業参謀 角川文庫