内容説明
本書ではヨーロッパ近世の貧民問題をイギリスを中心にして述べていく。主に一六世紀と一七世紀の近世という時代に、イギリスの人々が貧民や浮浪者の問題をどのように感じていたのか、そしてそれにどのように対処しようとしたのかをテーマとしている。
目次
第1章 「危険な貧民」
第2章 「怠惰」は犯罪
第3章 矯正院と社会統制―ロンドンの場合
第4章 「貧民学」の成立
第5章 リチャード・ヘインズとワークハウス
第6章 貧民の矯正施設と慈善学校
著者等紹介
乳原孝[ウハラタカシ]
1954年大阪府東大阪市生まれ。1979年関西学院大学文学部史学科卒業。1984年同大学院文学研究科博士課程単位取得。1998年より京都学園大学経営学部助教授。イギリス近世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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