内容説明
大阪外国語大学の総合講座、「女性学」の教科書。本書は、過去、現在の世界各地の女性の営みを多方面から探ることにより、今私たちの立つ位置を確かめる目的のもとに編まれたものである。二十一世紀の初めに、今ある地球の女たちの状況を書きとめ、未来の地球の女たちに送るメッセージでもある。
目次
1 アジア(衣服からみた女王・女帝(日本)
中国・市場化の流れの中の女性たち(中国) ほか)
2 中東・アフリカ(アラブ諸国の女性とイスラムの再解釈(アラブ諸国)
すれ違う視線―イラン映画と女性(イラン) ほか)
3 ロシア・ヨーロッパ(現代ロシアの女性労働(ロシア)
ロシア・ソ連の女たち(ロシア) ほか)
4 アメリカ(文学にみる現代アメリカ女性と家族―アン・ビーティ『ウィルの肖像』(アメリカ合衆国)
ティタの生き方―『赤い薔薇ソースの伝説』から(メキシコ))
5 おんなをめぐる世界(女性の美しさとその美を飾る化粧品の科学(科学)
日本語教師に女性が多いわけ(教育) ほか)