内容説明
従来のキリスト教史の枠組を超え、人間の文化全体を幅広く体系的に捉えた新しい世界史。深い学問の成果が、分かり易く語られる。
目次
序章 時と永遠―永遠の生命
生活と文化と教会(食べ物と着るもの;住むところと森;町に群らがる)
ゲルマン民族とスラブ民族への宣教(寒冷地から温暖地へ―ゲルマン民族の大移動;キリストの福音を伝えたい―ゲルマン民族とスラブ民族への宣教)
教会の歩み(キリストについての考え方の相違―東方のいろいろな教会;権力争い―神聖ローマ帝国皇帝と教皇の闘い;東方と西洋の亀裂―十字軍の悲惨;心安らぐ―新しい修道会の息吹き;思索と信仰―アリストテレス哲学と神学思想;神とひとつになる―神秘主義;礼典と民衆の信心;異なる思想―異端審問所の残虐性;ローマ・カトリック教会の傷心―14世紀と15世紀の教皇制度と教会;対話への努力―教会会議運動)
教育・文学・美術・平和・教会(人間形成と学問―教育と大学と図書;ルネサンスと文学と美術;平易な福音と寛容―人文主議と平和思想)
終章 神の愛は動かす 太陽と かの星々を―ダンテ『神曲』