内容説明
本書は牛乳・乳製品の栄養価について解説し、生活習慣病の予防を含めて、牛乳・乳製品摂取の有効性をいろいろな角度から述べた。牛乳がどのように生産されているかということや、牛乳の殺菌方法と栄養の問題、それらの利害得失を考えた。また、日本の酪農と酪農先進各国との比較、日本酪農の抱える問題点にもふれた。
目次
第1章 乳牛の育成と飼料の影響
第2章 牛乳の生産から消費までの流れと衛生
第3章 牛乳工場の役割
第4章 牛乳の性質と栄養価
第5章 牛乳・乳製品と健康
第6章 日本の酪農の現状と国際比較
第7章 自然を利用した本来の酪農(畜産)―日本酪農の改革は始まっている
著者等紹介
藤田哲[フジタサトシ]
1953年東京大学農学部農芸化学科(旧制)卒業。1953‐68年大日本製糖(株)勤務、パン酵母および蔗糖エステルの研究開発。1969‐90年旭電化工業(株)勤務、各種乳化油脂食品、天然系界面活性剤、酵素生産・利用の研究開発。1988年技術士(農学・農芸化学)、食品衛生管理士。1990年藤田技術士事務所開業。1991年農学博士(東京大学)。現在、食品化学、食品、農産製造分野の研究開発コンサルタント
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