内容説明
入門的な統計的方法を習得した方々を対象とした多変量解析法の入門書。できるだけ簡単な例を用いて理論的な説明を2次程度の行列を用いて解説する。
目次
多変量解析法とは
統計的方法の基礎知識
線形代数のまとめ
単回帰分析
重回帰分析
数量化1類
判別分析
数量化2類
主成分分析
数量化3類
多次元尺度構成法
クラスター分析
その他の方法
著者等紹介
永田靖[ナガタヤスシ]
早稲田大学理工学部教授、工学博士。主要著書に『入門統計解析法』(日科技連出版社、1992年)、『統計的方法のしくみ』(日科技連出版社、1996年)、『統計的多重比較法の基礎』(共著、サイエンティスト社、1997年)、『グラフィカルモデリングの実際』(共著、日科技連出版社、1999年)、『入門実験計画法』(日科技連出版社、2000年)
棟近雅彦[ムネチカマサヒコ]
早稲田大学理工学部教授、工学博士。主要著書に『統計学の基礎と実践』(日本臨床衛生検査技師会、1995年)、『TQM21世紀の総合「質」経営』(共著、日科技連出版社、1998年)、『ISO9000s、2000年改訂でこう変わる』(共著、日経BP社、1999年)、『SQC入門 QC七つ道具、検定・推定編』(共著、日科技連出版社、1999年)、『SQC入門 実験計画法編』(共著、日科技連出版社、2000年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
12
PythonやRで多変量解析を行う本は結構多いが、変数の少ない例を持ち出して電卓で計算したり、理論の詳細について詳しく学べる本は少ない。そちらの方が向いているという人にオススメ。2021/05/10
ぶう
10
多変量解析の入門本。統計検定準1級範囲のオススメ本として、ブログなどでもよく紹介されている書籍。初版は2001年と20年も前に出版されたものであるにも関わらず、今もなお使われているのはそれだけ内容が良いという証拠であろう。単回帰、重回帰分析、数量化1、2、3類、主成分分析やクラスター分析など、紹介されている手法については他の多変量解析本と大きな違いはないが、本書の特徴はそれぞれの項目の冒頭に具体的な手順が示されているところ。これがあることで解析方法のイメージが湧きやすく、実際の分析にも活用がしやすい。2022/11/20
まろにしも
10
「入門統計解析法」(永田靖氏)の後に読むに相応しい良書だった。いきなり多変数ではなく、1変数⇒2変数⇒n変数と順を追って丁寧に説明してくれる。また、例題を理解したら解ける演習が付されており、この問題を解くことで理解が定着するように設計されている。修論が一区切り着いたので集中して取り組むことが出来た。統計学の世界の魅力にますます惹き込まれてしまう。。。2020/02/23
issy
4
統計の基礎、線形代数の基礎から始まる親切な構成。本編は回帰分析、数量化、主成分分析、多次元尺度構成法、クラスタ分析…の概要説明。この分野の入門書として良さそう。巻末に参考文献として関連書籍リストが掲載されている。ちと古いのが難点。2017/11/24
フレイ
3
説明変数が離散か連続か、目的変数が離散か連続か無しかによって章が分かれておりそれぞれにおける解析方法の基礎的な部分が紹介されています。 特に回帰分析は単回帰分析から始めたり、ベクトルの簡略表記(成分を並べないで表記)を使わなかったり、かなり初心者に分かりやすく叙述されています。 線形代数の知識すら前提にしていないので大学生以上なら誰でも入門出来ると思います。(ただし細部を追うのは大変です。) しかし、後半はあっさりしているかつ、わかり難い部分が多い印象でした。2019/11/23
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