内容説明
本書ではとくに無機化学を無機材料科学、すなわちセラミックス材料学の基礎をなす科目と位置づけて、工学や理工学に籍を置く学生に向けて著わした。セラミックスは先端技術の核をなすもので、その応用範囲は高温・構造材料や電磁気材料から光学、環境、生体材料の多岐にわたる。
目次
1 基礎化学(原子と電子;化学結合 ほか)
2 配位と構造(イオンと配位;無機結晶およびガラス構造)
3 元素と化合物(格子欠陥と非化学量論組成;水素および1族、2族、17族、18族元素と化合物 ほか)
4 多成分系化合物(工業材料化合物;先端材料化合物)
5 性質と機能―無機材料と合成法(概論;先端材料)
著者等紹介
橋本和明[ハシモトカズアキ]
1993年千葉工業大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。現在千葉工業大学講師(工業化学科)
大倉利典[オオクラトシノリ]
1990年東京都立大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。同年東陶機器株式会社入社。現在工学院大学講師(応用化学科)
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