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出版社内容情報
丸木文華[マルキブンゲ]
著・文・その他
幸村佳苗[ユキムラカナエ]
イラスト
内容説明
人魚の宝が眠るとされる『夜海島』。その島の網元の娘・椿は、得体の知れない妾の子として、島民の羨望と嘲笑とを同時に集めていた。だが彼女には、逞しくも美しい“狂犬”が常に寄り添っている。8年前島に流れ着き、椿によって助けられた記憶喪失の青年・潮だ。閉鎖的な島で、椿は彼にだけ心を開き、彼も盲目的に椿を崇拝していた。互いに恋情を抱きつつ、主従の関係を貫いてきた二人。しかしある出来事をきっかけに、官能の深みにはまってゆき―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
24
ふつうなかんじ。瀬戸内海の閉鎖的な島が舞台。その島の網元の娘ヒロインと彼女に拾われた正体不明の男。そこでおこるホラー仕立てミステリ、といった趣。岡山の方言で過去からの因縁が色濃く残る物語、とくるとどうしても有名な先達が頭を横切るが、本作もそういった意味での叙情みはたっぷり。ただあまりおっかなくなく、どちらかというとあっさり風味で個人的にはちょいと物足りない感じではあった。ヒロイン母と父のことももう少し詳しく!という感じだったしなあ。絵は美しいのだが、巨乳描写が文章中で強いせいかロケットおっぱい傾向の挿絵。2019/12/04
アキナ
10
人魚の宝があるという伝説と、妾の娘の椿と、島に流れ着いた記憶喪失の潮と、伝説の謎を解明しようとする外から来た教師。こういう閉鎖された空間に風穴を開けるのはだいたい外から来た人間だよね。人魚の謎がひもとかれて行く様子がとてもミステリーで楽しかった。椿様もかっこよかったけれど、強烈に記憶に残るのはたわわな果実でおなかいっぱい。2020/03/30
十六夜
9
独自の宗教や村意識の強い、瀬戸内海の閉鎖的な島が舞台。方言がいい感じに世界観を作ってる。主人公二人はガチで純愛。ヒロイン兄のおかげで性欲のたがが外れてそれ以降はやりまくっている二人だけども雰囲気が合っていい。しかしこの作者様のヒロインの巨乳率の高さよ。イラストもまぁエロい。ヒロインがしっかりした女性なのがいいね、理論的にピシャッとやってくるところが気持ちいい。最後は綺麗に皆殺しみたいなエンドで味がある。2019/12/14
shushu
5
この人の書くものはTLの範疇ではない気がする。瀬戸内海の孤島、何となくおどろおどろしい、横溝正史とかそういう雰囲気がかすかに。2020/01/01
asaki
2
★★★★2020/01/04
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