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出版社内容情報
葛西青磁[カサイセイジ]
著・文・その他
芦原モカ[アシハラモカ]
イラスト
内容説明
その純白の容姿から、女神の祝福を受けた者“白雪の姫”として崇められているシルヴィア。彼女は、隣国の王で幼馴染みのオスカーに恋心を抱いていた。だが聖女に恋は許されない。その現実に苛まれ、彼女は彼と距離を置こうとする。そんな中、シルヴィアの暮らす大聖堂に火の手が上がる。目を覚ました彼女は、なぜかオスカーに囚われていた。酷薄な笑みを浮かべる彼に、無理やり純潔を奪われたシルヴィアは、それから毎夜、繰り返し欲を注がれて―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
10
ふつう。物語は、執着物の王道、納得の展開。最後のネタばらしまで予想通りなので、退屈と考えるか、お約束通りでステキと思うかか。個人的には前者。ヒロインは、聖女だがそこまで自己犠牲は強くない。ヒーローは、ヒロインとコミュとれる男。最後のつぶやきはさすがに心の中にしまって正解。あと、ヒロインの設定が説明不足感。数世紀つまり数百年ぶりの聖女らしいが、日本なら江戸・室町以来な感じか?そう考えると、この世界の文明は進歩してないの?と疑問を感じざるを得ない。いつも変な表現だなーと思う(ほかの作家さんの本でも)。2017/10/10
さなえ
8
オスカー王は自己中だ。守りたいなんて言い訳で何が何でも欲しかっただけ。そうならば、一生恨まれ役でもかまわないほどの覚悟が本当にあるのならば、もっと腹黒くてもよかった。敵役や黒幕がしょうもない屑だったのでなおさら終盤オスカーが半端に真当な印象になってしまった。だいたい策士ぶっているのに盤石な感じを受けない。穴がありそう。結局シルヴィアに執着していただけの人だった。まあTLにはよくあることか。前半の初恋の顛末が意外と長く、それはそれで良いのだけれど後半が駆け足になった感じがする。2017/07/12
ハルセ
5
ヒーロー歪んでそうだな?という期待通りにいい歪みっぷりでした。 というかヒロインの周り歪みだらけ。聖女ヒロインなので歪みごと受け止めそうでもあるし、歪みに気づかない気もする。どちらにしろ、最悪な事にはならない気がするのはヒロインが結局一度も折れなかったからかな。2017/07/31
kuro neko
4
シチュエーション萌えがたまらん。好きな人に監禁されて無理やり体を奪われています。思い合う者同士なので、悲壮感はないです。キュン死にしそうでした。絵もかわいい。ヒーローが悪役ぶっているけれど、いい奴なのは分かっていたので安心して読み進めることができた。ヒーローが離れて行くヒロインに対して性欲を感じて苦悩している姿に、ニヤニヤした。TLで一番ツボにはまった二人
加那
4
歪んでいたのはそっちですか!と。ただ、最後ちょっと尻切れトンボ的な。2017/05/06