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出版社内容情報
桜井さくや[サクライサクヤ]
著・文・その他
蜂不二子[ハチフジコ]
イラスト
内容説明
隣国の王弟と再婚することになった母とともに故国を離れたアシュリーは、その隣国でたった一人、塔に軟禁されてしまう。彼女の心の拠り所は、意地悪で優しい従兄のジェイドと過ごした、故国での懐かしい日々。そんなある日、城に突然火の手があがる。混乱に乗じて塔を抜け出したアシュリーが目にしたものは、横たわる母と、血に塗れた剣を握る禍々しいジェイドの姿。彼はアシュリーに「城の者たちを助けたいなら純潔を捧げろ」と言ってくるのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
11
作者さん&表紙買い。ドラマチックなお話も、中の絵も素敵でした。ヒロイン母の気持ちを思うと、切ない。それだけに、娘であるヒロインはもちろん、幼い息子にも希望があるラストでほっとした。幼少時代の微笑ましいお話から、試練に耐えるヒロインと命がけで救いに来るヒーロー。エロ描写も含め、それぞれのエピソードのバランスがとてもいいと思いました。今年中にもう1冊予定していたけれど、この高揚した満足感で年を越そうか迷ってます。2016/12/31
ちかぞお
8
この作者さんが書かれるヒロインって、無知なコが多いのですが、今回のヒロインは今までの中では、無知でも一生懸命に考えて動くコだったので、大丈夫でした。ヒーローの愛は一直線なので歪んではいないのですが(読者には最初からバレバレでしょう。知らぬはヒロインばかり)、その周辺やらヒロインの記憶と事実が歪んでるって感じですかね。蜂さんのイラストが美麗♪この方のイラストはエロだけじゃないので、そこも嬉しいんですよ、実は。幼い時のヒーローの流し目が…! ええい、この、フェロモン少年がー!2016/03/10
おざみ
5
母親の方が過酷人生でしたね。ヒロインが北の塔に閉じ込められた理由とその間の出来事がなんだったのかというミステリー要素が若干面白かった。2016/12/12
チェス
4
絵が美しい! はなしもミステリーっぽくて楽しめたし、ホロリと。ホント美しい、に尽きる!2022/09/22
泉海咲
3
絵が綺麗。ソーニャ文庫だけどそんなにドロドロとしていなくて純愛な感じだった。エリックに関しては、薬でもやっているの?と言いたいくらいキャラがブレていて不気味だった。2019/05/08