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出版社内容情報
藤波ちなこ[フジナミチナコ]
著・文・その他
北沢きょう[キタザワキョウ]
イラスト
内容説明
幼い頃、一度の出会いで互いに淡い恋心を抱いたユリアネとゲルハルト。だが成長し侯爵位を継いだゲルハルトは、ユリアネが初恋の少女だと気づかぬまま“ある因縁”によって彼女に恨みを抱いていた。その彼に突然さらわれ、城に監禁されたユリアネ。ゲルハルトを慕い続けていた彼女は、彼の鬱屈した欲望を受けとめ、淫らな仕打ちに耐え続ける。一方、何度快楽を教えても清らかさを失わないユリアネに、頑なだったゲルハルトの心は揺らぎ始め…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
21
うーん、すきなほんなんですが、どうしてもモヤモヤせずにはいられないという矛盾する本。なにって、とにかくヒーローがヒドイ。その一点につきますわ。ヒロインにどんだけイケズしますのよ。それが読んでてすごいツライ本です。物語の雰囲気はよいし、登場人物の心情とかもよくえがかれていて、作者さんの力量の高さは感じます。じれじれ感とか二人が少しずつ近づいていくところとかすごくいいのですよ。イラストはうつくしく、物語とすごくあっていると思います。2017/10/16
ぐっち
16
無体っぷりも重すぎる過去は、「初恋をこじらせて」…では済まない気もしましたが、お互いに素直になるわけにはいかない感じはいいですね。最初が一番濃かった!2014/12/22
菫子
15
いままで読んだTLの中では一番好きな作品です。構成もタイトルも文章も素晴らしいと思います。(タイトルの意味がわかるシーンでは心がふるえました。)レーベルのコンセプトである『歪んだ愛』というよりも『純愛』の物語のような気がしました。この作者様が描くヒロインは独特で、現代の強い(自己主張の激しい)女性像とは違う意味での内に秘めた芯の強さをもつ(古き良き日本人女性のような)女性像が素敵で、読後は心が洗われるような気持ちになるので、それを求めて何度も再読してしまいます。性描写無しでも十分萌えられる作品です。2017/02/14
やまと
15
ヒーローのどこが良いのか、私的には、 さっぱりわかりませんが(笑)お話は面白かった。2015/02/12
やまと
13
再読。何度読んでもイライラする話。ヒーローもっと反省しろ!そして、苦しめ!(笑)2019/11/29
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- 荒地の恋 文春文庫