出版社内容情報
新井紀子[アライノリコ]
著・文・その他
内容説明
「24時間、疲レマセン。フヘイフマンモ言ワナイシ、大シタコストモカカリマセン。」みんながわかる、人工知能の最前線!今後、「人間」に残される領域とはなのか?朝日新聞「天声人語」はじめ、各メディアで大注目の同名プロジェクトの全貌!
目次
第1章 “東ロボくんと”人工知能の現在(センター入試は楽勝か?;コンピュータの「知性」とは?;消える職業、変わる学校)
第2章 「東大」への大いなる一歩―東ロボくん、「全国センター模試」&「東大入試プレ」に挑戦!!(代々木ゼミナールによる結果報告と概評;「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトチームによる講評と展望)
第3章 “東ロボくん”の将来/私たちの未来(東ロボくんの「かたち」;ロボットの人権;機械の深化と人間の進化)
著者等紹介
新井紀子[アライノリコ]
東京都生まれ。一橋大学法学部卒業。イリノイ大学数学科博士課程修了。理学博士。現在、国立情報学研究所教授。2005年より学校向け情報共有基盤システムNetCommons(ネットコモンズ)をオープンソースとして公開。現在、全国の学校のホームページやグループウェアとして活用されている。2011年から人工知能分野のグランドチャレンジ「ロボットは東大に入れるか」のプロジェクトディレクターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
25
図書館。とってもファンキーな本でした。人工知能が昨年話題になりましたが、先鞭をつけたのはこの本です。本が書かれた2年前よりもプロジェクトは進歩しています。ぜひ第2弾を出して東ロボくんの奮闘を伝えてほしいですね。2016/04/21
mazda
20
かなりいい線行ってるみたいですね。直に受験生たちがロボットに負ける日が来るかもしれません。ロボットにとって国語は難しいそうですが、そのロボットにもかなわない受験生が最近は増えてきているそうで、新井先生はロボットの研究どころではない、と危機感を持っているとか…。今後AI技術がいたるところで役に立つようになると思いますので、こういったチャレンジは続けてほしいものです。2018/06/20
くるぶしふくらはぎ
20
2014年に初版がでた本なので、進化著しい昨今、状況は大きく変わっているのかもしれませんが、とても興味深い内容で、面白かったです。AIが未だに難しくてできないことは、人間にただ働きをさせればいいという、発想にやられた。この、読書メーターは、その発想から生まれたんだね。アマゾンが本を売りたくても、AIには、書評が書けない、書評をかくAIを開発するまでは、人間にタダで書いてもらえばいいんだ、って、そういうことに、まんまとハマっている自分なのだった。2018/06/17
イノ
20
図書館で心躍るタイトルに惹かれて。 コンピュータの特徴が先生と生徒のような対話形式で分かりやすい。 その中でも将来50%以上の仕事が無くなると言う根拠が グラフでリアルな形で見えて背筋が寒くなる。 気になる成績はぜひ本書を。科目毎に採点しアドバイスあって個性が出ている。調べたら2015年ではさらに上がってた! そして中の人達の解説がマニアックすぎてそれも面白い。 面白く頼もしくも背筋の凍る話題も合り 表題以上に豊富な内容でした。 AIがよく分からない人におすすめです。2016/11/06
ふろんた2.0
20
本書では東大にはまだ入れないという結論に至った、この分野は急速に進化しているのではないだろうか。近い将来、東大に合格できるかもしれないし、人による作業(労働)がなくなる分野も出てくる。技術の進歩による、住んでる地域や環境によって人はカテゴライズされていたのが、空間の壁が取り払われ、同じ興味を持っている人同士でカテゴライズされるという点が興味深い。2015/11/02
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