出版社内容情報
加藤篤[カトウアツシ]
著・文・その他
内容説明
国内だけで毎日約2万5000トンという膨大な量が生み出されている「うんち」。私たち日々の生活とは切っても切れない存在ながら、これまでくさい、きたないと蓋をされ、正面から向き合うことが避けられてきました。地震や大雨などの災害でトイレが使えなくなれば、生死にかかわります。家族と社会を守る大人だからこそ、知っておきたいうんちにまつわる最新知識を日本トイレ研究所の加藤氏がわかりやすく解説します。
目次
第1章 うんちの実態
第2章 うんちにまつわるテクノロジー
第3章 社会の中のうんち
第4章 うんちと医療
第5章 子どもとうんち
第6章 災害時のうんち
付録 災害時のトイレの知恵(自宅編)
著者等紹介
加藤篤[カトウアツシ]
1972年愛知県生まれ。まちづくりのシンクタンクを経て、現在、NPO法人日本トイレ研究所代表理事。災害時のトイレ調査や防災トイレワークショップの実施、防災トイレ計画(D‐TOP)の作成、災害時のトイレを学ぶ参加型寸劇、小学校のトイレ空間改善、街なかのトイレ改善活動を展開。「災害時トイレ衛生管理講習会」を開催し、防災トイレアドバイザーの育成に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
28
2018年刊。うんちについて詳しいだけでなく、トイレのこと、特に災害時の備えや対応が詳しい。健康に暮らす上でトイレの大切さを改めて知りました。2025/03/23
みこ
9
防災関連のシンポジウムで震災時のトイレ話に関連して紹介されていたので読んでみた。 うんちはすごい→毎日の排泄は大事までが前振りで、快適なトイレで快適な排便をというのが本編みたいな感じ。 おかげで今年の3.11はちょっと違う視点で防災について考えさせられる。かつては「日本人は水と安全はタダだと思っている」と言われていたが、身近にある当たり前のものの大切さを時折しっかり思い出さないといけない。2019/03/14
Toru Fujitsuka
5
トイレットペーパーに裏表があるとは知らなかった トイレについては大切だけど真面目に考えていなかった 色々な気付きがあった2019/02/18
Sumiyuki
5
うむ。便秘の悪循環→便意の消失、うんちがたまる、直腸がブカブカになる、直腸の感受性が鈍化する、便意の消失。週3回以上。マンホールトイレ。広場型。直腸バルーン。女性ホルモンによる便秘、60歳以上は男も便秘に。携帯トイレは1日5回、7日間。うんちコミュニケーション。@交感神経から副交感神経へのリレーを促進するため、排便には運動がよい2018/12/19
林檎の葉
4
便秘による腹部の激痛に襲われ、「自分はあまりにも己の排便について無知が過ぎるのではないか?」と愕然とし、手に取った。最初から最後までうんちに纏わる話。うんちの教科書、とでも言えばいいのか。便秘の項は特に参考になった。現状三日に一度出ればいい方だしすごく力まなきゃ出ないんだけど、私は何年前から慢性的な便秘症だったんだ…?(呆然)ひょっとしたら近々大腸がんとかで倒れるかもな。食事も運動も睡眠も10年以上適当ぶっこいてたら、大腸に断続的に文句言われてる感じだよね。便秘になると食欲もなくなると知り、→2019/05/18