出版社内容情報
手束仁[テヅカジン]
著・文・その他
内容説明
ドラフト取材歴30年、球界の表もウラも知り尽くした著者が描き出す、球界の「常識」をブチ壊した55人の猛者たち。
目次
第1章 日本人選手編(清原和博―なぜ「好青年」は「番長」に変貌したのか;江川卓―いわずと知れた「悪党」の代表格 ほか)
第2章 外国人選手編(W.デービス―打棒爆発も「上から目線」で大顰蹙;R.デービス―全国中継の試合で東尾修をぶん殴る ほか)
第3章 監督編(有藤通世―国民的悪役となった「ミスターロッテ」;濃人渉―「権藤、権藤、雨、権藤」でエースを破壊 ほか)
第4章 フロント、球界首脳編(渡邉恒雄―なぜ名記者は「球界のドン」に転じたのか;堤義明―財界の盟主はプロ野球に何を求めていたのか ほか)
著者等紹介
手束仁[テズカジン]
愛知県生まれ、1981年、國學院大學卒。スポーツジャーナリスト。『高校生新聞』特派記者などを務める一方、2012年、編集制作プロダクションとメディアミックスの株式会社ジャスト・プランニングを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
14
<権力者に対して異論を唱えつつも、みずからの「正義」を貫いて球界に貢献した人々を取り上げた>とはじめに、で書かれており、それがこの本における「悪党(ヒール)」の定義のようです。その割には数度の無断帰国、指定日に来日しなかったペピートンや、04年の球界再編騒動の際には 「何をいうか。分をわきまえろ。たかが選手が…無礼な」と言い放った渡邊恒雄が取り上げられたりしてますが。あのドラフトと暴露本で〝ヒール”のイメージがつくも、その後の活躍と姿勢で払拭した桑田(続く2019/01/11
あーさー
2
プロ野球界における、良くも悪くも「目立った」選手や関係者について綴っている作品。「悪党」とありますが、“ある一面から見たら”みたいな意味であって、“直球で悪い人”はあまり出てこないです。2023/09/09
連雀
2
選手や監督のみならず、フロントまで取り上げているのは面白かったですね。2019/10/19