出版社内容情報
赤塚不二夫[アカツカフジオ]
著・文・その他
内容説明
女性とのつき合い方、アブナイ男たちとのつき合い方、さらに有名人とのつき合いからお金の使い方まで、抱腹絶倒の連続!こんなにハチャメチャなのになぜ女にモテるのか、なぜ男たちにも愛されたのか―。本書は格調高い風俗資料(著者曰く)でもあり、ギャグマンガの天才「アカツカ流」実践的男と女のつき合い方、生き方の指南書なのだ。あわせて「週刊宝石」に連載された「今週のダメな人」を厳選掲載。とにかく、笑って元気になれる1冊。
目次
1章 吾輩の愛すべき女友達(「ミスすずらん」贅沢三昧;「防衛庁裏の美女」自殺未遂事件 ほか)
2章 吾輩のアブナイ男友達(刺青と担任教師;「三分の二刺青男」との約束 ほか)
3章 吾輩の自慢したい有名人の友達(ひばりの口紅;田中小実昌と浮世風呂 ほか)
4章 吾輩の原点、漫画の世界(トキワ荘貧乏物語;谷岡ヤスジは下描きしていた ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bura
50
赤塚不二夫のエッセイ「地獄の交友録」を文庫化した一冊。 かなりあぶない女性関係や友人関係を、その人柄の良さもあってあっけらかんとギャグにして書いている。又、有名人の友達やトキワ荘の仲間の話などもあり、タコ八郎やタモリとのやりとりも実に面白い!ギャグマンガを描くために生まれてきた男は人生そのものをマンガのアイデアのために生き抜いていたのに違いない。 これでいいのだ!2021/12/03
今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
46
私も読書ばかりしていないで、そろそろヤリチンになろうと赤塚先生に教えを乞うつもりで手に取る。元の書名は『地獄の交遊録』というだけあって、女性絡みの話題は一章のみで、後は有名無名の友人達の思い出話。書かれている赤塚さんの浮気相手は大概水商売の女性だが、書けない相手もたくさんいただろう。合間に週刊宝石で連載された時事漫画『今週のダメな人』が挟まるが、これがつまらない。私がもの心ついた時はもうつまらない老大家であった事を思い出した。編集者の解説を読むと、それでも漫画にこだわっていたのがわかって切ない。2015/09/30
黒木 素弓
6
こんなにハチャメチャな生き方をして、どうして男性にも女性にも愛されたんだろう・・・もし私が赤塚不二夫さんとお会いできていたら、彼の知識やとびぬけたアイディアよりも、きっと隠している深い優しさに魅了されていたに違いありません。2014/07/28
ひかりびっと
3
赤塚不二夫のムチャクチャさ加減とそれでいて彼の愛すべき人柄、憎めなさがとくとわかるエッセイw2016/07/27
しゅんぺい(笑)
3
期待していた内容とはちがっていたけど、まぁよし。赤塚不二夫さんの人柄が垣間見れた。 ただ、ここに出てくる有名人の方をほとんど知らないので、話に入り込みにくかった。2014/10/20