ミネルヴァ日本評伝選<br> 上杉愼吉―国家は最高の道徳なり

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ミネルヴァ日本評伝選
上杉愼吉―国家は最高の道徳なり

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623096220
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0323

出版社内容情報

上杉愼吉は、これまで「天皇機関説論争」で、「立憲学派」の美濃部達吉と対峙した「神権学派」の憲法学者とされてきた。だがその上杉が、実は西洋的=「普遍」的潮流を見据えながらも、日本「固有」へと行き着いたことは知られていない。ドイツ史家の著者が、上杉の欧米社会との交流、中国旅行・欧米旅行を分析し、日本の主体性追求の煩悶を、上杉後継者や安倍晋三まで振り返る。

内容説明

天皇主権説を唱え、見据えた日本の主体性。その煩悶は、令和日本でも続いている。

目次

序 なぜ近代日本に「神権学派」が生まれたのか
第1章 東京帝国大学での洋学修練
第2章 ドイツ留学とドイツ帝国への傾倒
第3章 天皇機関説論争と「神権学派」の旗揚げ
第4章 第一次世界大戦とドイツ志向の隘路
第5章 社会学研究とアメリカ脅威論の鼓吹
第6章 歿後の思想的影響
跋 「国家は最高の道徳なり」の目指したもの

著者等紹介

今野元[コンノハジメ]
1973年東京都生まれ。2021年フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞。現在、愛知県立大学外国語学部教授。主著『ドイツ・ナショナリズム―「普遍」対「固有」の二千年史』中公新書、2021年、サントリー学芸賞受賞(2022年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2024/11/27

Ohe Hiroyuki

1
上杉愼吉とは、天皇と憲法の関係について、いわゆる「神権学派」の学説を述べたとされる学者である▼著者は、上杉愼吉を、いわゆる「天皇機関説」を述べたとする美濃部達吉だけでなく、いわゆる「民本主義」を唱えたとされる吉野作造と対比しながら上杉愼吉像を明らかにしていく。その筋道は大変興味深い。▼彼らの主張を吟味していくと、その主張には党派性(政治性)がぬぐえないところが見えてくる。政治的な言動になったのは、何も上杉愼吉だけでなく、美濃部にも吉野にもいえることである。正論は生まれた瞬間に政治性を帯びるようである。2024/10/21

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