イースト新書
聖の社会学

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  • サイズ 新書判/ページ数 326p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650821
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報



勝桂子[スグレケイコ]
著・文・その他

内容説明

バブル崩壊後の停滞期に入ると、平均的な家庭では、亡くなった人の供養のために払える原資が薄くなった。給与は上がらないのに、闘病や介護で資産は激減。子どもたちの教育にかかる金額も尋常でない。その結果が、「寺離れ・暮じまい」の大流行である。昭和の慣習の礎を失った現代日本人がメンタルヘルスに問題を抱えていることも、葬儀や供養の簡略化・個人化と無関係ではない。多忙な現代社会において、生きる実感を取り戻し、「いかに生き、いかに死者を弔うべきか」を示唆する聖と出会うための処方箋!

目次

第1章 「寺離れ・墓じまい」が止まらない
第2章 なぜ、僧侶の法話は上滑りするのか
第3章 お寺は本当に消滅の危機なのか?
第4章 「散骨、直葬でいい」と言う親を、悔いなく送る
第5章 聖こそ、日本仏教の誇り
第6章 ゾンビ病VSどうせ病の解決が日本経済を好転させる
第7章 世界に広める、聖による瞬間出家

著者等紹介

勝桂子[スグレケイコ]
1965年東京都生まれ。行政書士、葬祭カウンセラー、ファイナンシャル・プランナー。国際基督教大学教養学部社会科学科にて仏教思想史を専攻(源了圓に師事)。卒業後、イベント制作や雑誌記者を経て、子育て中に行政書士資格およびAFP資格取得。2007年、こちらOK行政書士事務所開業。遺言、相続、改葬等のほか、公益法人の設立・運営のサポートを手がける。また、『いいお坊さんひどいお坊さん』(ベスト新書)著者として各地の僧侶研修、一般向け講座などに登壇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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梅ちゃん

16
2017.09.23図書館で新刊本コーナーに。以前、『聖(さとし)の青春』という棋士の本を読んでとても良かったので、そのシリーズかと思い手にとってみて、自分のトンチンカンさを思い知った。聖(ひじり)とは宗派の教えや僧侶としての地位を極めることよりも、苦悩する人々に仏の教えをどう活かすか伝えることを主たる課題として生きる人たち、古くは行基や法然らのような僧をいうとある。お坊さん向けに書かれているのかと思うと、おわりにで、一般向けに、聖を発見しようと呼びかけたとある。興味深い。次はこの著者の他の本を読もう。2017/09/23

Masashi Taniguchi

0
"聖"という概念は面白いが、聖について、もう少し掘り下げた記述が欲しいところ。2017/07/09

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