出版社内容情報
林美保子[ハヤシミホコ]
著・文・その他
内容説明
ひと昔前は、老後と言えば「悠々自適」という言葉が決まり文句のように冠されていた。一線を退いた後は仲間と趣味に興じて、夫婦で旅行に出かけ、気前よく子や孫に小遣いを渡して歓心を買う―。しかし時代は変わった。生活保護支給額よりも低い国民年金に頼る者は、貧困に喘いでいる。“個”の時代は、孤立死の問題までももたらした。超高齢社会の到来に、介護問題も噴き出している。こうした大きな社会変化の中で、立ちすくみ右往左往する高齢者たちを丹念に取材したルポルタージュ。
目次
第1章 年金が足りない―底をつく老後資金
第2章 自分の時間がない―ケアメンはつらいよ
第3章 仕事がない―フリーランスの末路
第4章 頼れる人がいない―孤立死の後始末
第5章 子どもが自立しない―増える年金パラサイト
第6章 住む家がない―ハウジングプアの悲惨
第7章 介護施設が足りない―施設不足によって生まれたグレーゾーン
第8章 お金が戻ってこない―狙われる老後資金
第9章 ローンが終わらない―住み慣れた我が家は砂上の楼閣
終章 難民化する老人たち
著者等紹介
林美保子[ハヤシミホコ]
1955年北海道出身。青山学院大学法学部卒。弁護士秘書、OL、編集プロダクション勤務を経て、フリーライターに。2004年、より社会的な分野にシフトするために一旦仕事を整理。精神保健ボランティアグループ代表や人権擁護委員を務めながら、ライフワークであるDV家庭に育った体験をもとにした作品づくりに取り組む。2012年、フリーライターに復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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