イースト新書<br> 地方創生の罠

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イースト新書
地方創生の罠

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650715
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報



山田順[ヤマダジュン]
著・文・その他

内容説明

人口減少、少子高齢化、空洞化の波は、否応なく地方の安楽な暮らしを奪っている。地方は大都市より不便で人口が少なく、仕事場は中央の補完工場でしかない。いったい、それの何が悪いのか。視点を変えれば、グローバル化とICT技術によるデジタルエコノミーが進化し続けるいま、地方は直接、世界と繋がることができる。中央発想の経済成長神話に左右されることなく、むしろダウンサイズして行くことが地方の真の幸福に結びつく。一刻も早く、20世紀型のバラマキ振興策を止めなければ、「地方消滅」はより加速する!

目次

第1章 「ゆるキャラ」「B級グルメ」は効果なし
第2章 「ふるさと納税」「プレミアム商品券」の欺瞞
第3章 「成長しなければならない」という神話
第4章 国にも自治体にもアイデアなし
第5章 地方マイルドヤンキー消滅危機
第6章 新幹線・リニア新幹線が地方を滅ぼす
第7章 ロボットカーが地域を走る未来
第8章 ソーラーパネルによる環境破壊
第9章 地方銀行の崩壊が進んでいる
第10章 地方議員、公務員なんていらない
第11章 バラマキ政治は必ず破綻する

著者等紹介

山田順[ヤマダジュン]
1952年、神奈川県横浜市生まれ。立教大学文学部卒業後、光文社入社。『女性自身』編集部、『カッパブックス』編集部を経て、2002年、「光文社ペーパーバックス」を創刊し、編集長を務める。2010年光文社を退社し、フリーランスに。現在、作家・ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙書籍と電子書籍の両方のプロデュースも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Daisuke Oyamada

17
切り口は地方創生から始まりますが、 内容は多岐にわたっています。 「ゆるキャラ」「B級グルメ」批判から始まり、 「ふるさと納税」「プレミアム商品券」 「地方創生」より「地方消滅」の準備をするべき。 同窓会に補助金を出してどうする。 「地域おこし協力隊」はミスマッチだらけ。 「新幹線・リニア新幹線が地方を滅ぼす」という章がある。 大都市圏につながることでかえって衰退する。 盛岡に新幹線が来た例を取り・・・ https://190dai.com/2023/07/01/地方創生の罠-山田順/2023/06/28

田中峰和

4
人口減少や少子高齢化、空洞化の波は、地方ほど加速する。地方創生の旗印のもと、政府も地方自治体も、アイデアもなくバラマキを繰り返す。実は口先だけのアリバイづくりなので、何の効果もなく見せかけだけのパフォーマンスで終わっている。人口減少の進む日本で地方が衰退に向かうのは自然の成り行き。悲観論を受け入れるほうが、傷は小さくて済む。無理な町おこしで破綻した夕張を見よ。悲観論を受け入れ、成長しなくても、やってゆく方法を見つけよう。一億総活躍社会とうそぶき、非正規雇用を拡大し続ける政権にバラマキを許してはいけない。2017/01/10

Ujiro21

3
自分向けメモ。地方に暮らし、町おこしイベントが乱発して嫌気がさしたので読む。何となく想像した内容。バラマキや人口減少の中で一律な経済成長を目指すことの滑稽な様を読み自己肯定感を満たす。対策は新聞記事のよう。力が弱い。5章ヤンキーの記述に違和感。自己責任とでも言いたいのか。離れられない事情、その環境でしか成り立たない仕事もあるが無視。ヤンキーに英語と言うが、地方の担い手は既に海外労働者。英語もレベルが違ってくる。自分を棚に上げ冷静に読めないあたり、著者の言う東京では成功出来ない人 なのだろうなと笑う。2017/06/05

訪問者

3
筆者は国債発行がこのまま続けば、やがて日本はデフォルトに陥ると主張している。国債については日銀が引き受けている分は国の債務ではなくなるという主張もあり、よく分からないところだ。まあ、最近のヘリコプターマネーの話と言い、無から価値が生まれるわけではないのは確か。あと十年もすれば結果は明白になるのだろうが。2017/01/17

三上 直樹

1
この前に読了した「観光立国の正体」に続いて、諸分野にわたる日本への悲観論。ではどうするという対案が描けていないのが残念ですが、この現実に目を背けないところからはじめるしかないと思います。2017/07/19

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