出版社内容情報
香山リカ[カヤマリカ]
著・文・その他
内容説明
安保法制をめぐって日本中に論議が巻き起こった、二〇一五年夏。それはまさにリベラルの存在意義が問われた季節でもあった。いまリベラルは何を考えればよいのか。右傾化する社会状況の源流を、八〇年代“ニューアカ”“ポストモダン”まで辿り、リベラル派知識人にも責任があると、著者は喝破する。近年、アイヌ民族差別や在日韓国人へのヘイトスピーチ、そして安保法制に対する社会運動において、自らもデモなどに積極的に参加し関わってきた著者が、リベラルのゆくえを考察する一冊。
目次
序章 二〇一五年夏に考えたこと(長い一日;今ごろやって来ても遅い? ほか)
第1章 私の「闘い方」が変わった理由(札幌市議会議員のアイヌ民族否定発言;小林よしのり氏の「慰安婦問題とアイヌ問題は同じ」 ほか)
第2章 リベラル派としての私の“自戒”(八〇年代精神科医のスターたち;松本伊代も「ヘーゲル大好き」 ほか)
第3章 リベラルのゆくえ 特別対談1 野間易通×香山リカ(最初に右傾化を感じたとき;ポストモダンによるマクルーハン“誤読” ほか)
第4章 リベラルのゆくえ 特別対談2 湯浅誠×香山リカ(市民連合の街宣に参加して;江原啓之を呼べ ほか)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。立教大学現代心理学科教授、精神科医。豊富な臨床経験を活かして、現代人の心の問題を中心にさまざまなメディアで発言を続けている。専門は精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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