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イースト新書
ロシア皆伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 311p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650616
  • NDC分類 302.38
  • Cコード C0230

出版社内容情報



河東哲夫[カワトウアキオ]
著・文・その他

内容説明

プーチンは日本を釣るのか、微笑むか?ソ連邦が崩壊して間もなく四半世紀。戦後の国際政治力学を左右した米ソ対立(冷戦)終結により、米国の巨頭化、中国の台頭によって、そのパワーバランスは激変した。歴史的に見て、謀略、流刑、暗殺、戦争もいとわない「剥き出しの政治至上主義」が生む共産党・秘密警察(旧KGB)による支配構造が、西欧へのコンプレックス、東方への蔑視に連なる。エリートと大衆の隔絶、アジアでもヨーロッパでもない、近代化に乗り遅れた大国ロシアの全貌を、元外交官が渾身の筆で描く賢者の一冊!

目次

第1章 ロシア―その面貌
第2章 歴史のトラウマ―栄光と悲惨
第3章 ロシアという国の経済―停滞と格差の構造
第4章 ロシアの人々―欲望と渇望のシンフォニー
第5章 ロシアの政治―収まらないものをどうやって治めるか
第6章 ロシアの外交―その無力、その底力
第7章 日本とロシア―すれ違いの二〇〇年

著者等紹介

河東哲夫[カワトウアキオ]
1947年東京生まれ。1970年東京大学教養学部を卒業後、外務省に入省。ハーバード大学大学院ソ連研究センター、モスクワ大学文学部に留学。外務省東欧課長、文化交流部審議官、在ボストン総領事、在ロシア大使館公使、在ウズベキスタン・タジキスタン特命全権大使を歴任。日本政策投資銀行上席主任研究員、東京大学客員教授、早稲田大学客員教授を経て現在、評論家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

紅蓮

12
とてもわかりやすい。2016/05/13

Miyako Hongo

10
ソビエト崩壊時に外務省からロシア行ってた人らしいので、時期的に佐藤優の後釜か。□政治の話は少なめで、外交面のシビアな話はなし。ロシアの生活やら文化やらの柔らかい話メイン。圧政が長かったせいなのか何なのか、他力本願でひがみっぽい国民性らしい。そのあたり地理的な物もあるのかな(アラブ人も同じような性格だとどっかで読んだ)。 個人的に白眉はロシア人歌手の流行歌の歌詞。友達が敵か味方か何者か判らなくなったときは一緒に火をくぐれ、だと。言っちゃ何だが、壮絶なホモ臭。そういう国民性なんだろう。2018/03/08

つな子

3
ロシア文学好きを自負しながら私はロシアを全く知らない。本書はユーモアあふれるエピソードと著者のロシア愛を織り交ぜながら、歴史、政治、経済、文化を紹介してくれる。広大すぎる国は「おそロシア」としてキャラクタライズされがちだ。しかし耳に心地良いフレーズでイメージだけで固定しては本質を見失いただただ怖い「おばけ」になってしまう。国家のアイデンティティが揺らぎ続けるロシアは我が国のようでもある。著者が繰り返す通り、政治・経済と文化を混同してはならない。人の交流と国家の駆け引きを混同してはならないように。2016/10/10

たけふじ

2
広い国ゆえに、統一性を保つには力(シロビキ)、権威主義、専制主義を用いざるを得ず、民主主義が成り立たない。ここまではほかのロシア関連の本と同じだが、「市民と呼ぶのに相応しい自覚を持つ者たちは増えている(p163)」という記述は目新しい。それは、ソ連が崩壊し西欧に気軽に旅行に行けるようになったから。問題は彼らが社会の大勢から遊離しているという点だが、この傾向が続けばロシアも真の民主主義国家になるのかもしれない。ただ、相変わらず私的所有の概念は薄いから西欧レベルになるのは遥か先のことだろう。2018/04/19

やす

1
常にアンビバレントなロシア人。誇りは高いけど劣等感満載。まとめらんないわ、こんなん。。プーチンおつかれ。。2020/07/06

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