小学61年生

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781625225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

特撮と怪獣が世界を救うと思っていた。
還暦すぎてもそう思っている。
永遠に小学生でもいいじゃないか。

くだらない夢こそ、人を動かす燃料だった。
8ミリカメラひとつで“世界”を撮ろうとしたあの頃と変わらず、
今でも、馬鹿みたいに真剣だ。
“バカ映画の巨匠”河崎実監督がモデルの青春群像の物語。

1977年、明治大学工学部に通う18歳の神田杉千代は、坂道の多い生田キャンパスで旧友・辛崎渡(からさき・わたる)と再会する。辛崎は農学部で、かつての“怪獣好き”仲間。彼は特撮怪獣映画の制作を夢見ており、杉千代を誘う。貧しい家庭事情を抱える杉千代だが、再び「子供時代」を取り戻すようにスタッフに参加。仲間たちと段ボールの街を作り、豆腐の怪獣が暴れる8ミリ映画を撮る。主人公のモデルは、日本バカ映画の巨匠、河崎実。永遠に小学校を卒業できない「小学61年生」としての彼を、直木賞作家である朱川湊人が小説化!!


【目次】

内容説明

1977年、明治大学工学部に通う18歳の神田杉千代は、坂道の多い生田キャンパスで旧友・辛崎渡と再会する。辛崎は農学部で、かつての“怪獣好き”仲間。彼は特撮怪獣映画の製作を夢見ており、杉千代を誘う。貧しい家庭事情を抱える杉千代だが、再び「子供時代」を取り戻すようにスタッフに参加。仲間たちと段ボールの街を作り、豆腐の怪獣が暴れる8ミリ映画を撮る。主人公のモデルは、日本バカ映画の巨匠、河崎実。永遠に小学校を卒業できない「小学61年生」としての彼を、直木賞作家である朱川湊人が小説化!!

著者等紹介

朱川湊人[シュカワミナト]
1963(昭和38)年、大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2002年、「フクロウ男」でオール讀物推理小説新人賞、2003年に「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。2005年、「花まんま」で第133回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

174
朱川 湊人は、新作中心に読んでいる作家です。 タイトルからイメージしていた内容とは異なりますが、著者と年齢が近いこともあり、楽しめました。 しかし特撮は世界を救いません(笑) https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/97847816252252026/03/27

昼寝ねこ

109
河崎実の名前を知る人は少ないだろう。映画監督なのだが黒澤明監督や宮崎駿監督のような有名監督ではない。B級映画界隈で知る人ぞ知る監督なのでジャンル的には全裸監督の方が近いかもしれない。この本は〝おバカ映画の巨匠〟として一部で絶賛される河崎実監督の特撮に懸けた一代記である。代表作は『いかレスラー』『地球防衛少女イコちゃん』『電エース』『日本以外全部沈没』など多数。朱川湊人さんだからこそ書けた異色作だと思うが万人にお薦めできるかは微妙だ。ちなみに映画はサブスクで観られるが、くれぐれも自己責任でお願いしたい。2026/06/20

KAZOO

106
最近朱川さんの小説をあまり見ないと思っていたのですが、このようなドキュメンタリーノベルを書かれていたのですね。主人公は、実在する人物で様々な自分の好みで自主映画のような作成をしていきます。それを小学校の友人の目を通して描いています。「バカ映画の巨匠」といわれているようですが自分の生きたい道があるというのは楽しいことなのでしょう。2026/06/11

bura

97
1977年、明治大学で再会した辛崎渡と神田杉千代は小学校の同級生。大の特撮怪獣好きだった。辛崎は8ミリ映画で自分の夢である特撮映画を作り始める。杉千代も協力を惜しまなかった。二人の友情は卒業後も続く。辛崎は頑張り続け日本バカ映画の巨匠となり、杉千代はオタク気質を妻に隠しながら堅実な会社員になるのだが…。二人の友情ストーリーも充分楽しめるが、70年代末の8ミリ特撮映画作りのアナログな面白さがリアルに読み取れる。実はこの頃私も特撮8ミリを作っており辛崎渡こと実在する河崎実氏とよくお会いしていた。ああ懐かしい。2026/03/18

keroppi

66
"バカ映画の巨匠“河崎実をモデルに、朱川湊人が描く青春小説。フィクションとは言え、語られる特撮映画やテレビ番組は実際のものだし、河崎実監督作品も実際のもの。私の特撮経験と重なっていて、この登場人物たちの熱狂ぶりに共感する。小説の中での監督と監督に共鳴する同級生の関係が実に微笑ましくて、羨ましくもなる。小学生のまま、大きくなって、夢を実現していく監督は、素晴らしいと思う。私も小学◯年生かな。最後に語られる「松島トモ子サメ遊戯」は、私も観ました😅2026/02/23

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