ハヤカワ文庫<br> バナナ剥きには最適の日々

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ハヤカワ文庫
バナナ剥きには最適の日々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150311506
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

円城塔の作品世界は難解ではない――格好の入り口となる全10篇を収録する第3作品集!

内容説明

どこまで行っても、宇宙にはなにもなかった―空っぽの宇宙空間でただよい続け、いまだ出会うことのないバナナ型宇宙人を夢想し続ける無人探査機を描く表題作、淡々と受け継がれる記憶のなかで生まれ、滅びゆく時計の街を描いた「エデン逆行」など全10篇。円城作品はどうして「わからないけどおもしろい」のか、その理由が少しわかるかもしれない作品集、ついに文庫化。ボーナストラック「コンタサル・パス」を追加収録。

著者等紹介

円城塔[エンジョウトウ]
1972年、北海道生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞受賞。同年、『Self‐Reference ENGINE』で長篇デビュー。2010年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、2011年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、2012年『道化師の蝶』で第146回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つねじろう

62
そうこの作家はその言葉をひとつひとつマトモに受け止めて理解しようとしたらいけないのかもしれない。木を見て森を見ない状態になって道に迷う。この作家はその言葉をのひとつひとつを気を付けてないとその詩のようなキラメキや可笑しみを見逃す。武満徹とか山下洋輔的?わかるようでわからない追いかけると逃げてしまう逃げ水みたいな短編集。祖母の記録とエデン逆行が良いね。それとコルタサス・パスも。この不思議で魅力的な世界はクセになるかも。2014/05/02

masa

60
πrの二乗は大人の事情なのか直径1の円が実在するのに円周は誰にも答えきれないのです。たとえば直径1の円形だった紐をほどいたらその長さは有限なのに数値は無限に続きます。逆に直径1の円になる紐は準備できません。正確にはわからないのです。そこに在るのだからわかるのにわからない。だとすれば、もしかするとわからないのにわかる物事だってあるのではないのでしょうか。とはいえ、もはや何がわからないかもわからないから説明のしようがないのです。だけどわからないことはわかるのならばそれで良いではないかとそういう気もしてきます。2022/02/20

とら

59
『円城塔のどちらかというと分かりやすい方の短編集』と銘打ってある一冊。出だしは好調だった。「パラダイス行」~「祖母の記録」の三篇までは面白かったというか理解出来た…しかしそれから最後の「コンタサル・パス」がくるまで理解出来る作品はなかった悔しい。こうやってSFチックの円城作品を読んで常々思うのが、まるで夢みたいだなあということである。夢。自分が見ている夢を詳細に描写してみたらこうなりますよ、みたいな話を書いていると思う。この分からないけど面白いと感じるのはそういったのもあると思う。定期的に読みたい円城塔。2015/12/20

カムイ

51
なんか言葉をこね繰り返した物語ばかりであった。面白くもありまた面白くもないこんなことを書くと全くつまらない読み物なのかと❗️そんなことありません❗️【祖母の記憶】などはホラー青春小説って、わからん😭💦💦けど面白かった【祖母の記憶】なのに祖父の記憶がメインなのに❗️ん~んわからん🤣【バナナ剥きには最適の日々】が一番分かりやすいなぁと😅バナナを剥くときに三枚か四枚かでどっちでもいいがそこがこの物語の肝なのだろう。もう一度読み返してみたい作品集であった。2022/06/19

吉野ヶ里

47
ナンセンス短編集。『パラダイス行』右があるって信ずるならば、左もあると信ずるべきだ。『バナナ…』SF。結構好き。バナナ型宇宙人の戦争の話とか。『祖母の記録』結構好き。半死人の老人で遊ぶ話。『AUTOMATICA』糞。芥川賞作家ならこんなことはすべきじゃない。同人で済ませとけよ。『equal』糞。以下同文。『捧ぐ緑』文章として良質。村上春樹的。「ゾウリムシは信仰を持つか調べています」『Jail Over』別に何がってんじゃないけど、普通につまんない。『墓石に…』はあ、まあ。2016/06/02

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