出版社内容情報
映像化決定! 『ミリの書斎』2024年ライジングスター作家
イ・サグのホラー・エンターテインメント
IT企業で働くハヨンは、隣人の騒音に何日も悩まされていた。精神的に限界を迎えたある日、わらにもすがる思いで人気巫女のサイト「巫女姉さん(ムーダンオンニ)」に助けを求める。すると不思議と状況は好転していくのだが、同時にハヨンは気づいてしまう。超常的な何かの存在が、日常に潜んでいることを。ただし、ハヨンはまだ知らない、自分がそれに巻き込まれ行くことを……。
寡黙で美しく、やや金に汚い巫女姉さん(ムーダンオンニ)と、
理不尽に愛された小心者ハヨンが悪霊に立ち向かう11の物語り開幕。
episode1 隣人騒音解決の護符
episode2 上司の悪霊退治の護符
episode3 たこ焼き商売繁盛の護符
digression1 キム主任の青春時代
episode4 巫女うさぎ商売繁盛の護符
episode5 イケメン俳優と恋愛成就の護符
digression2 私のお姉ちゃん観察記
episode6 クリスマスイブに退職成功の護符
digression3 巫女のクリスマス
episode7 アスリート大願成就の護符
episode8 悪霊退治の護符
エピローグ
内容説明
ハードボイルドな巫女姉さんと、理不尽に愛された小心者ハヨンが悪霊に立ち向かう11の物語り開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
14
IT企業勤めの会社員だったはずなのに心霊騒動に巻き込まれて人生を踏み外してしまったハヨンとスピリチュアル系Youtuberの巫女姉さん(ムーダンオンニ)のバディが悪霊退治をしていくという作品。ホラーやグロ描写もあるのだが、ハヨンの一人称が軽妙で読んでいて楽しいコメディ作品でもあった。オカルト系の事件は起きるのに日常描写が妙に地に足ついていてそのギャップが面白い部分。悪霊のせいで会社はクビになるしグッズ販売は炎上するしで妙に世知辛い。完全に表紙買いだったが、二人のキャラとマッチした良いイラストだと思う。2025/05/01
もっぱら有隣堂と啓文堂
11
ジャケ買い。ユーチューバーの巫女姉さん(ムーダンオンニ)のミョンイルと少し抜けているけど追い込まれると秘められた力?を発揮するOLハヨンの凸凹バディによる悪霊退治ストーリー。めちゃくちゃ雑に言ってしまうと韓国版のゴーストハントといったところだろうか。悪霊のバリエーションはないし、出てくる霊能力者の数も違うけれども。8つのエピソードの間に3つのdigressionを挟み本筋をフォローするスタイル。ホラー度は高くないがハヨンの一人称語りのパートが特に軽妙でテンポが良く面白く読めるのでおすすめ。シリーズ化を期待2025/05/28
イツキ
5
配信者もやっている巫女のもとで働くという設定は面白く、舞台も韓国なのでことわざや文化の違いなどは興味深くて面白かったです。ただ主人公や周りの人間が軽率すぎる印象があったり、主人公が考えなしに行動しすぎるところがありそのあたりは読んでいてストレスを感じました。2025/09/13
一柳すず子
4
悪霊退治のドタバタコメディ。ハヨンが実は凄い護符書きだっていうのがもう少し生かされも良かったかな。最後正気に戻ったベクさん、心臓食べてたとか思い出したらヤバいよな。2025/10/26
真夏日和
4
一番最初のはなしがいちばん面白い。 主人公ハヨンには絶対悪霊払いの才能があるから、巫女オンニがスカウトしたんだと思ったから。映像化するらしいけど、文章より絶対映像化のが面白くなりそうです、読者としては今回はいまひとつ面白く読めなくてすいません。2025/06/22




