出版社内容情報
すべての ひとへ いのりを。
このふしぎな生き物は、そっとずっとあなたの側に。
生体プリンターから出力された不思議生物と暮らし始めてから、無口な青年・佐藤の周辺は友人たちや様々な出来事でにぎやかに。
そこにはいつも『プリンタニア・ニッポン』の姿が。SF(すこしふしぎ)な日常譚第4巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有無(ari-nashi)
3
荒期から凪の劇まで。プリタニアたちによって友人が増え、不穏な情報の保持を望み、Lvのために案内人に挑戦する佐藤。Lvは情報開示のための目安。知るためには「信頼に足る」「裏切らない」と猫たちに証明し続け、見合わなければ義務も発生する。コンサルの心配を有耶無耶にしたり、評価診断を嫌がるような人類だから仕方ないと思ったら、猫たちがそうなるのも納得の歴史だった。あと、まだスクールにいる子供の新キャラが2人も出たので、コンサルの頼もしさを改めて感じた。相手の強すぎる個性も受け入れ、急かさず見守り寄り添ってくれる。2024/03/24
しのつき
2
世界観の掘り下げがくるたびに重い…てなるけどプリンタニアの可愛さで読み進めてしまう2025/01/02
akimirakuru
1
プリンタニアのかわいさと、世界観の不穏さ。 このふたつの相対性が何度も読み返したいと思える魅力になっている。会話に出てくる言葉が説明されず、だんだんわかってくる話の運びがすばらしい。 永淵さんって。え?!2025/02/06
ぷくらむくら
1
ほんわかした雰囲気はとっても好きなのだが、謎はますます深まるばかり。2024/05/20
蒼雨
1
ここまで一気に読みました。 色々こちらの視点からするとえーと思うような不穏な管理社会でディストピアの気配がしまくりですが、人を管理するコンサルや猫の人に対する親愛やプリンタニアたちの可愛さでついほのぼのしてしまいます。 もちろん不穏な要素は山ほどありますのでこれからどんなことが読者に開示されていくのかドキドキです。 ……ハリスモデルのコンサルさんたち、皆表情が優しくて好きです。2024/04/04