出版社内容情報
イトウハジメ[イトウハジメ]
著・文・その他
内容説明
答えのない世界へ、今日も道を探しにゆく―。美術系、数学系、文学系、家政系etc.熱量が空まわりする大学院生たちの、不器用でまばゆい日々の欠片。
著者等紹介
イトウハジメ[イトウハジメ]
大学で専任講師として教壇に立ち、学生たちに美術を教えながら自身も研究に励む日々を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねお
17
ゴッホの夢のシーンが美しく、水彩の色彩が心を満たす。ポップなのに繊細な線で人と人とのつながりを物語として紡ぎ出す筆者が芸術と教育の間に、どんな発見を研究としてまとめ上げたのか、読みたくなる本。数学者ジェイと美術研究者である筆者が、はじめは互いの研究の面白さを理解できなかったのにもかかわらず、人と人との触れ合いの中で、その研究の美しさを知るというストーリーは、多様な他者を丸ごと尊重するということそのものを描いている。近年ではオープンイノベーションが注目されているが、筆者の研究室は自然に異なる領域の研究に触れ2022/09/10
ちいこ
10
静かにこみあげるものがあって、素敵な時間をいただきました。ただ、誤字やセリフ抜けはちょっと残念。2022/09/08
葵
6
全巻もあったとはつゆ知らず、これから読み始めてしまった…。これほど多様な学部の学生が一堂に会する事はあるのか疑問を持ったが、もしそんなところがあるならとても素敵だと感じた。これこそ学問越境型の学習。2022/10/16
hiro
5
大学生の子どもたちが、『大学院行こうかなぁ…』って。そう簡単にいけませんw 金はどこからでるのよ!とひと言言ってやりたい衝動にも駆られましたが、現役大学生が院の存在を身近に感じ将来の選択のひとつになったのはよかったなぁと。まぁ、母はがむしゃらに働いちゃうんだけどね^^2022/09/28
夏月
4
院生の生態がよくわかる2022/09/25