日本語ラップ名盤100

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日本語ラップ名盤100

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781621081
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

出版社内容情報

日本のヒップホップの流れがつかめるディスクガイド
気鋭の批評家がこれから日本語ラップを知りたい・聴きたい人に向けて、日本語ラップの名盤100枚(+関連盤200)の聴きどころをレビュー。

「結論から言おう。掲載されている名盤達は“見たら買え!”だ。コレは。」サイプレス上野(ラッパー)
「敷居は低く、奥は深く、そして世界へ開かれている。画期的な“入門書”!」磯部 涼(ライター)

「アメリカのヒップホップについての歴史書はすでに多くの優れた本が出版されている。しかしながら、日本のヒップホップ、すなわち「日本語ラップ」についての言葉はいまだにまったく足りていないというのが現状である。そこで、日本語ラップとは何かなにかを知りたい新しいリスナーたちのために、入門書として書かれたのが本書である。」(本書「はじめに」より。)

※ 本書で紹介するもの(一部)
【Ⅰ 1987-1999】
スチャダラパー『5th Wheel 2 the Coach』:ハードコアを気どる者を黙らせたドープな一枚
キングギドラ『空からの力』:日本語ラップの教科書
THA BLUE HERB『STILLING, STILL DREAMING』:北の僻地からの声が日本語ラップのパラダイムを変えた
Shing02『緑黄色人種』:ポエトリー・ラップの先駆者
【Ⅱ 2000-2004】
BUDDHA BRAND『病める無限のブッダの世界』:史上最も偉大なグループの、最も偉大な作品
OZROSAURUS『ROLLIN’ 045』:「レペゼン」とはなにか?
RIP SLYME『FIVE』:日本語ラップ随一のパーティー・ラップグループ
ECD『失点インザパーク』:孤高のラッパーが残した日本語ラップの最前衛
姫『姫始』:「日本人・女性・ラッパー」はいかにして可能か?
【Ⅲ 2005-2009】
SEEDA『花と雨』:日本語ラップを決定的に変えた名盤
サイプレス上野とロベルト吉野『ドリーム』:高いヒップホップIQで日本語ラップ史の伝道する
SHINGO★西成『SPROUT』:日本語ラップのワーキング・クラス・ヒーロー
COMA-CHI『RED NAKED』:ヒップホップ・フェミニズムのはじまり
METEOR『DIAMOND』:独特なストーリーテリングが光る小説的ラッパー
【Ⅳ 2010- 】
SIMI LAB『PAGE 1』:日本語ラップが目指したふたつの方向の合流点
LBとOtowa『インターネットラブ』:ヒップホップの「現場」はネット空間にも
KOHH『DIRT』:日本語ラップの夢「世界で勝負」を無邪気にはたす
tofubeats『lost decade』:ヒップホップの手法で「失われた未来へのノスタルジー」を鳴らす
Awich『Queendom』:「まさか女が来るとは」現在のシーンの頂点に君臨

内容説明

気鋭の批評家が未来のヘッズに向け、日本語ラップの名盤100枚(+関連盤200枚)をレビュー。

目次

1 1987‐1999(『Heavy』President BPM featuring TINNIE PUNX and F.O.E.(1987)
『MESS/AGE』いとうせいこう(1989) ほか)
2 2000‐2004(『BASED ON A TRUE STORY』Zeebra(2000)
『病める無限のブッダの世界』BUDDHA BRAND(2000) ほか)
3 2005‐2009(『根こそぎ』般若(2005)
『導~みちしるべ~』漢(2005) ほか)
4 2010‐(『SOUNDTRACK TO THE BEDTOWN』DINARY DELTA FORCE(2010)
『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』やけのはら(2010) ほか)

著者等紹介

韻踏み夫[インフミオ]
ライター/批評家。1994年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

12
◆2022年刊。名盤を、ラッパーの来歴やシーンの背景とともに解説。圧倒的に知らんことのほうが多く、レビューはどれもいかに重要かを強調しているので(非を言うのではない。そういう作法でもあれば、真実かえのきかない重要なアルバムということもあろう)、まともに受け取って全部聴くというのは私にはできないが、それでも限られたラップ聴取体験を確認し、次に聴くべきクラシックを知るには十分有益。◆キングギドラ『空からの力』(未確認飛行物体接近中)は授業で押韻の例として紹介。Awichの「Queendom」も聴いてもらった。2022/10/26

しゅん

11
聴いていなかった、知らなかったアルバムを聴いて楽しんでいる(ディスクガイドだから当たり前だが)。一人で全部書いたディスクガイドである点が重要。2023/01/02

oz

9
本書はいわゆる名盤特集型のディスクガイドの形式を採用していますが、目指しているのは日本語ラップのマスターピースをガイドしつつ日本語ラップが築いてきた短くない時間を一つの歴史(物語)として語りなおす壮大な試行です。近田春雄やいとうせいこうら知識人によって輸入されたラップがそれに触発された現場のラッパーからラッパーへと連なる様子は実にスリリングでエキサイティングです。本書を読んだら黙ってこのガイドのディスクをAppleMusicかSpotifyでチェックして端から端まで聴いていく体育会系の実践が大切です!2022/09/23

BOCCE

3
いわゆる名盤を軸に日本語ラップ30年ぐらいにおける歴史的意味合いが解説されているので、その時々の時代の空気感を感じられる。私は2000年前後から日本語ラップに対して若干アレルギーがあり最近までほぼ聞いてなかったが、今背景を知りつつサブスクなどで名盤を聞いてみると全然違って面白かっこよく聞こえてとても楽しい!2022/12/21

uehara

2
著者のSEEDA論などブログで読んでいて面白かったので読んだ。広大な?日本語ラップ界が整理されるようで、読んでいて楽しい。自分はライムスター宇多丸のラジオから入り、AKLOとかSIMILAB、MCバトルなどをつまみ食いしてきただけの自分にとっては発見が多かった、著者の批評スタイルはジャンルは違えど、廣瀬純に近いなと読んでいて思った。気になるのは、九鬼やドゥルーズなど、やや唐突に?哲学者が接続されるので、慣れてない読者や現役のプレイヤーは、どう思うのだろう。2023/03/22

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