マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考―映画から聴こえるポップミュージックの意味

添野 知生/高橋 芳朗【著】

イースト・プレス（2022/07発売）

• サイズ 46判／ページ数 368p／高さ 19cm
• 商品コード 9784781620961
• NDC分類 778.253
• Cコード C0074

出版社内容情報

添野知生［ソエノチセ］
著・文・その他

高橋芳朗［タカハシヨシアキ］
著・文・その他

内容説明

劇中で流れるすべての曲に意味がある！ＭＣＵが起こしたサウンドトラック革命！フェーズ１～３の２３作品で使用された１４０曲以上に及ぶポップミュージックの背景や選曲意図を徹底考察！宇多丸、荻上チキ、北村紗衣、小林雅明、ＰＵＮＰＥＥによるスペシャルコラムも掲載！

目次

０１（アイアンマン；インクレディブル・ハルク；アイアンマン２　ほか）
０２（アイアンマン３；マイティ・ソー／ダーク・ワールド；キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー　ほか）
０３（シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ（２０１６年公開）
ドクター・ストレンジ（２０１６年公開）
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス（２０１７年公開）　ほか）

著者等紹介

添野知生［ソエノチセ］
東京都出身。映画評論家。ＳＦマガジン、映画秘宝、キネマ旬報などに連載歴あり。ＳＦ映画を中心に劇場用パンフレット、文庫解説、ラジオ出演など多数。ＳＦマガジン「ＳＦ映画総解説」監修。マイケル・ベンソン『２００１：キューブリック、クラーク』監修。９０年代、米国ギターポップとオルタナ・カントリーのファンジン「Ｊｅｍ」に参加。ＹｏｕＴｕｂｅの新作解説番組「そえまつ映画館」に出演中

高橋芳朗［タカハシヨシアキ］
東京都出身。音楽ジャーナリスト／ラジオパーソナリティー／選曲家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[じーーーな]

MCUフェーズ3までに劇中で使われたポップスをまとめて語る本。対談にあたって調べながら……って感じなので個々の曲に詳しいひとはここから更に語れるのかもしれない？ やっぱりGotGは手厚くなるよね。 あと「クレジットはされているけれどどこで使われてるのか不明な曲」とかあるのね。

2023/04/14

[TMHR ODR]

本書のきっかけとなったラジオ番組の特集を聴いてハッとして、気になる曲を自分なりに訳したりしてみた時期があったが、本にまとめてくれてありがとうって感じ。本書に書かれているとおり、『キャプテン マーベル』は時代とシーンと歌詞がズバピタで、中でもTLCのWaterfallsが流れるシーンに鳥肌立ったのを思い出した。そして、MCU以外の映画でもその曲が流れる意味を考えるきっかけになったという意味で感謝です！

2022/12/14

[bittersweet symphony]

MCUの各セクションにはそれぞれキーマンと言っていい人物がいる訳ですが、音楽面ではミュージカル・スーパーバイザーのデイヴ・ジョーダンという人がそれに当たります。本書ではコピーライトのクリアランスだけやっているような扱いをされててそこは違和感。シビルウォーでのALT-J"LEFT HAND FREE"は最後にハイドラの洗脳の象徴でもあった左の義手をトニーに破壊されたバッキーに言及すべきですね。

2022/09/15

[Wassssup_mymen]

そりゃアベンジャーズ最高だわとなった一冊。各作品の場面ごとのBGMに対してこ考察やなぜそれが使われたかを識者2人の対談形式で解き明かしていく。たかがBGMと侮れない、最高のエンターテイメントは細部まで抜かりなく作られていることがよく分かった。特にキャプテンマーベル、ブラックパンサーは現代問題にも切り込んで語ってたのが印象的。フェーズ3で終わってたけど4も借りてみようかな。

2022/10/26

[ちり]

せっかくwill return 宣言があったのだから、ポストクレジットシーンがあっても良かったのにな〜と思った。(見返しなりカバー裏なりにオマケのイラストとかミニコラムがあるとか

2022/09/10