出版社内容情報
織田博子[オダヒロコ]
著・文・その他
内容説明
チェコのお母さんと作る、簡単家庭料理。ロシアの友人と作る、ロシア風モーニング。ミャンマーの故郷の味、お茶の葉のサラダ。砂漠の街で作るモンゴル風うどん。南フランスの義母直伝ケーク・サレ。バングラデシュのおもてなしチキンカレー。…Etc.各国の「おうちの味」を知ることは、その国と人々を知る一番の近道!!一緒に行った気になるおいしい旅エッセイ!
目次
プロローグ 世界家庭料理の旅スタート!
チェコ―マミンカのおもてなし
モンゴル―砂漠の町でうどんを打つ
ロシア―スィルニキを焼く朝
世界の牛乳
フランス―ケーク・サレの夕暮れ
ミャンマー―忘れられない故郷の味
バングラデシュ―おもてなしのチキンカレー
インド―家族と過ごす大事な時間
世界の餃子
エピローグ 私と世界をつなぐ家庭料理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
楽しみにしていた料理&旅エッセイです。世界中どこに行ってもそんな食べ物でも「おいしい!」とにこにこ楽しんでいる著者の姿が素敵です。家庭料理って本当に面白い。そして彼女はなんでも躊躇なく口にしてすごいなあ。…インドでバター茶(塩味)をご馳走になっておなか壊したのを思い出しました…。先日映画「おいしい給食」を見た帰りに、美味しいベトナム料理屋さんを発見。江戸川区で我が家からは遠いんですが、昨日も行っちゃった。店内にいるとベトナムにいるみたい~。あ~旅に出たい!2022/06/02
mariann
29
美味しそうなお料理本を期待して図書館より。料理の絵はそこまでそそられるわけじゃないけど、とても良い本だった。著者が世界各国を周って、現地の人に家庭料理を振る舞ってもらう。きっと朗らかな人柄なんだろう、人の優しさが伝わってきた。前半はユーラシア大陸を進んでいく。ロシア国内をシベリア鉄道で移動中に下車したブリヤート共和国。ロシアは国内に22の共和国があるらしい。だから連邦国家なのか!モンゴルもロシア文化の影響が色濃い。中国文化に近いと思ってた!とか、色々勉強になった。2021/07/16
シルク
18
この筆者の作品は、全制覇しようかな~。「今度○○に行くの。家庭料理を食べてきたくて!」と周りに言っておいて、現地の友達を紹介してもらったり、行ってから親しくなった人に「うちにごはん食べに来て」と連れて行ってもらったりという本。筆者は、あれだな。わたくしが心底うらやましく感じるタイプのひと。トルコの高橋ゆかりさんとかインドの流水凛子さんとか、時々いるでせう。天才的な程にその国に溶け込んで、本人は至ってナチュラル~に過ごしているが、周りから「ユカリ、ユカリ」と好かれる旅人。この本の筆者もそのタイプだと思ふ。2022/03/07
しのぶ
17
世界を回って家庭料理をごちそうになるコミックエッセイ。自分があまり海外に行ったことがない為か活動的な著者が女性なので単身旅行にかなりの驚き。著者も出会う方々も温かい人柄の方ばかりで楽しく拝読。家庭料理は知らない料理が多くて興味深い。2022/05/25
あんでぃあも
16
コミュニケーション能力と行動力が尋常じゃないほど高いお方だと思う。世界の家庭料理。魅力的でしかない言葉。読んでいてすごく楽しかった。今はお子さんがいらっしゃるようで、ああこんな伸びやかなお母さんいいなあ、と思った。海外には行けないからせめて興味を持った国の都内のレストランを探していこう。2023/12/17