出版社内容情報
バルタザール・グラシアン[バルタザールグラシアン]
著・文・その他
野田恭子[ノダキョウコ]
翻訳
内容説明
強くしなやかな心をもちたいとき、良好な人間関係を築きたいとき、自分を高めたいとき―。人生に自由をもたらす、「したたかな」159の教え。
目次
1 賢く生きる
2 人とつきあう
3 自分を高める
4 世の中を渡る
5 品格を持つ
6 信頼される
7 良い仕事をする
8 良い人生を過ごす
9 成熟する
著者等紹介
グラシアン,バルタザール[グラシアン,バルタザール] [Graci´an,Baltasar]
1601‐1658。17世紀スペインの哲学者、神学者。キリスト教イエズス会の司祭として、各地の神学校で教鞭をとるかたわら、執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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niki
4
小賢しくて計算高く、好みの本ではないとすぐに気付いたが、社会で生きる上で必要な「賢さ」であることは確かなので、最後まで一気に目を通した。 その中でも好きな言葉はいくつかあった。「人を嫌わない:嫌悪を抑えるのは良識だ」「あら探しをしない:醜聞をかぎ回るほど、自分も汚れる」「晩年になってから人生を始めない」2024/04/21
のりたま
0
Kindleunlimited こういうタイプの本は読まないのだが、ニーチェ、ショーペンハウアー、ロシュフコー、ヴォルテール、日本でも森鴎外に影響を与えたとあったので読んでみた。内容は現代では特に驚くようなものはなかったが、039「失うもののない人と争わない」がいわゆる無敵の人のことを言っているようで面白かった。109頁「届くことめったに」は「は」抜け? 106頁は最終行に次のタイトルが入っている。129頁「話すだけ終わる」は「で」抜け? 156頁は段落の初めが2マス空けになっている。校正が甘いと思った。2023/02/22
n-shun1
0
図書館で。「賢く生きる」に惹かれて。しかし,中身は小賢しい。処世術の多くは基本的に小賢しいので,仕方ないが,価値観が一貫していない印象。一貫しないところが「賢さ」だよと著者は言うだろう。一時的に卑怯であったり,道を外れたりした自分を慰めるための箴言集みたい。 二宮翁夜話は外国語に翻訳されているのだろうか。経営の神様と言われている人達の言行集などは翻訳されてそうだけど。2022/03/27