出版社内容情報
蔵西[クラニシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きなこチロル
2
【完結】タイトルの意味が…彼らは無事にシャングリラへ辿り着けただろうか。過酷な道のりであっても二人が交わらなくても、幸せを祈らずにはいられない。ダワが描いたドルジェの絵も見たかったな。正月行事は楽しそうでワクワクした!“生きとし生けるもの全てが幸せでありますように(セムジェン タムジェー ラ デワ ヨ ンガ ショー)”2020/08/30
野乃子
1
気になっているチベットの歴史小説にコメントを寄せていたことで知った。 基本的にヒューマンドラマを楽しむ作品だと思って読んだら、チベット僧院での僧たちの暮らしが事細かに描かれていて、まだ見ない地や人々を想像するのも楽しかった。 キャラも魅力的なのでヒューマンドラマの方もも楽しめます。2021/01/04
でみ
1
辛い終わり方だ…。二人が二度と会えないのもその情勢では仕方ないんだろうな。そのあと2人はそれぞれどんな人生を送ったのかが気になる。チベットにも興味が出てきたので図書館行ってきます。2020/08/19
Hisatomi Maria Gratia Yuki
0
カバーを外した本体の表紙や帯など、今回も装丁が美しい。ストーリーはその後のチベットの歴史を知っているから、よけいにつらい。読み終えて帯の表紙側のコピーにこみ上げるものがある。時世的にウイグル、香港のことをどうしても重ね合わせてしまう。ウェブ連載のときより描き込みの点で改稿されている部分はより読み応えがあった。2020/09/03