出版社内容情報
中尾昌稔[ナカオマサトシ]
著・文・その他
広瀬克也[ヒロセカツヤ]
イラスト
内容説明
まいにちまいにちさばきをくだすえんまさま。やすむことなくはたらくごくそつたち。ついに、まちにまったやすみがやってきた!“えんまさまだって、休みたい!”じごくのドタバタ旅行記!
著者等紹介
中尾昌稔[ナカオマサトシ]
作家。子ども向けテレビ番組の制作を経て、『うれないやきそばパン』文・富永まい、絵・いぬんこ(金の星社)で絵本作家デビュー。『いってらっしゃいうんちくん』イヌイマサノリ・絵(ひさかたチャイルド)で第4回「わかやま絵本大賞2016」大賞受賞、『ようかいでんしゃ』ドーリー・絵(ポプラ社)で第6回「わかやま絵本大賞2018」大賞受賞
広瀬克也[ヒロセカツヤ]
絵本作家、グラフィック・デザイナー、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こゆ
12
2021年最後の読み聞かせ(正確にはテレビを観ていたので、日付を跨いでいましたが)。地獄任務のお休みをとって、旅行に来たえんまご一行様。行先は人間の温泉。正体がバレないように獄卒たちが微妙な変装をしているのも、羽目を外して旅館で騒ぐのも楽しい。服を抜いでしまえば、一番普通の人なのがえんま様だったり。でも、悪い人がいたらきっちり成敗するえんま様。締めるとこは締めて、休む時は休むメリハリのあるえんまご一行様でした。これシリーズがあれば読みたいなぁ。小2の子も楽しんでいた。2021/12/31
ニャーテン
9
亡者たちから「しごとしろっ!きゅうりょう どろぼう!」と罵られてもなんのその、地獄の閻魔さまと獄卒たちは休暇を強行w目指すは人間界の温泉。温泉に浸かって日頃の疲れを癒してみんなでワイワイくつろぐ様子がユーモラス。働く合間にこういう楽しみもなくっちゃね~。地獄で一番恐れられるひとなのに、あの帽子と衣装を脱いじゃうと普通の人間のおじさんと変わらなくなってしまうところがまた可笑しい。5歳2ヶ月の息子もそこに気づいてしまった。ほら、もう怖くないw2020/12/29
遠い日
8
閻魔大王の休日。何をするかと思いきや、温泉旅行。機嫌よく繰り出す湯の町。普通のおっさんですが、閻魔としてのプライドは持っている。リフレッシュして、また仕事。普通のおっさんですがな。2020/02/20
noko
4
閻魔大王やその子分の獄卒が出てきますが、全く怖い話ではありません。閻魔大王たちは、休みをとって、あの世からこの世にやってきます。やってきたのは、温泉街。そこで楽しい休暇を過ごします。温泉に浸かってリラックスしたり、お宿のご馳走を食べたり。しかしちょっとした事件も起こります。閻魔大王は怖いお顔をしてはいますが、基本的には嘘が嫌いなキャラクターなので、良き性格なのです。2023/03/01
HNYYS
4
図書館本。閻魔大王さまも仕事の息抜きは大事です。しかし、休みでもちゃんと部下をまとめあげたり、両親の呵責に苛まれたりするところが感心しました。2020/03/04